2008年4月17日木曜日

今からで良いのかい自民党さん?後期高齢者医療制度について勉強会/自民党社会保障制度調査会

後期高齢者医療制度による保険証の発行と、年金などからの天引きが始まって医療の現場や75歳以上のお年寄りよりのいる世帯では大混乱。

年金が月額15000円以上あれば天引きといって支給前に引かれるんだよ。あるお年寄りは20000円の年金の中から8000円も引かれたんだって!これでは生きていけないってさ。

この問題に関して毎日いろんなニュースが飛び交っているし、福田首相はこうした混乱をもたらした政府の責任者として「周知が遅れた結果、混乱を招いた」としておわびしている。

この法案はもともとは今では悪名高きあの小泉内閣の時代、2006年6月に成立した医療制度改革関連法で決定されたものですよ。なんかどさくさにまぎれて成立させて、その後は実施までに結構長い期間があったにもかかわらず十分に国民に周知してこなかったのですよ。

こんなに国民に(とくにお年寄り)痛みをあたえる法律なのだから、その必要性については十分に議論をされて国会で承認されたものと思っていた。

ところが、最近のニュースを見ると「後期高齢者医療制度について勉強会を開催  自民党社会保障制度調査会」などというのがでてるじゃないの。

自民と公明が法案出して自分たちで成立させたんでしょ。それを、今から勉強会だ?

おまけに <後期高齢者医療制度>自民に「見直し」議連 17日発足 なんてのもあるんだよ!

あんまりというかほとんど検討も考えもしなくてイケイケで法案を成立させたものの、実施段階の不手際もあって世論が大きく動いたものだからあわてて対応しているってかんじだね。

自民党議員の皆さんは法律の中身もその結果がどうなるのかも知りもしないでこんな大変な法律を国会で承認してしまったわけだ!

公明党は平和・福祉の党だとか、「100年安心の年金制度」だとか盛んに言いつつも結果は自民と一緒になって、イラク派兵に、消えた年金問題、段々と減っていく年金支給、はたまた医療崩壊とも言われる医療改悪を実現した政党なんだよね。

振り返ってみれば今までも同じようなことを一杯していたけれど、この国の人々はおとなしくて騒いだりしなかったんだよね。
 

後期高齢者医療制度はひとまず廃止!

もっと勉強して、どうしても必要なら「お年寄りに歓迎される制度」として再度法案を出しなさいよ。
本当の「長寿医療制度」をね。





厚生政策情報センター
http://www.wic-net.com/search/search.cgi?mode=search&linktype=index&issue=806&No=9

後期高齢者医療制度について勉強会を開催  自民党社会保障制度調査会
資料公表日 2008-04-15 自由民主党

カテゴリ :医療保険
社会保障制度調査会 医療委員会・高齢者特別委員会合同会議(4/15)《自民党》
 自由民主党が4月15日に開催した社会保障制度調査会の医療委員会と高齢者特別委員会の合同会議で配布された資料。この日は、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)について勉強会が行われた。
 資料には、(1)後期高齢者医療制度の保険料と国保保険料との比較(P8参照)(2)年金からの保険料の支払いについて(P13参照)(3)主な報道内容と事実関係(P20〜P21参照)—などがまとめられている。



<後期高齢者医療制度>自民に「見直し」議連 17日発足
4月16日2時31分配信 毎日新聞

 後期高齢者(長寿)医療制度の混乱拡大を受け、自民党中堅議員らによる議員連盟「後期高齢者医療制度を考える会」(仮称)が17日発足する。6人の呼びかけ人のうち平沢勝栄衆院議員は15日、「(混乱の原因は)説明不足では済まない。議連で制度をしっかりと見直さないといけない」と述べた。

 新制度は、新しい保険証の未着や徴収額を間違えるミスなどが続出し、自治体の窓口に問い合わせが殺到している。議連の設立趣意書は「情報不足もあって国民は政府・与党への不信感を募らせている」と指摘し、「制度設計や国民への周知のあり方などを早急に再検討する必要がある」としている。

 15日の自民党社会保障制度調査会でも、新制度について出席者から「これでは地元に帰れない」などの声が上がっており、議連にどの程度の参加者があるかが注目されている。【近藤大介】



秋田のニュース:社説  さきがけon The Web
社説:天引きスタート 後顧の憂いなき制度か


制度が複雑で、自分の保険料がいくらになるかも分からない—。こんな不安が渦巻く中で今月スタートした後期高齢者医療制度で、保険料を年金から天引きする「特別徴収」が15日、始まった

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