2009年1月30日金曜日

「産直」イチゴ


今夜は久々に会議で帰宅が遅くなったので、そのまま遅めの妻の手作りの夕食をいただきました。

メニューは先日来から要望のアンチョビのパスタだったけど、ひときわ目を引いたのがイチゴ。

何でも近くのスーパーで売っている「農家から直接仕入れたイチゴ」だそうな。

「桃イチゴ」などという一粒で○百円もするイチゴもあると言うけれど、今日のイチゴだって立派なもんだよ。大きいし、つやつやしていかにも新鮮そうだし、食べてもやっぱりオイシイ!

直接生産者から買うわけじゃないけどこの「産直」ってけっこういいんじゃない。「地産地消」ともいうのかな。

そういえば、この間テレビで「仲買」を通さずに直接船主から魚を仕入れて売るスーパーの取材番組があった。確か「流通が変わる!」みたいなテーマだったよ。

そうすることで生産者は「仲買」を通すより少しだけれど高く売れて、消費者は新鮮で素性の知れた魚貝類を安く手にすることができる。

それと魚市場には出せないで捨てていたような魚でも、漁師さんに食べかたを教わって店頭でお客に食べ方を示しながら売っていた。実に無駄がない。

番組の中では「仲買」を通さないことのデメリットも指摘されていた。でも生産者から消費者までの間に何段階もの「仲買」業者が介在して、商品を動かすだけで元の何倍も価格が上がる仕組みって考えたら無駄が多いよね。

「産直」ばっかりだと「仲買」さんたちも困るだろうけど、これだけ景気が悪くなって尚且つ「産地偽装」が流行っていると「産直」に流れが変わるのも無理ないかなと思ってしまう。

もっと流通の無駄を省いて、生産者の収入が増えて消費者の出費が減るのならこれはきっといいことなんだよね。

日本でも漁業や農業などの一次産業が維持発展するってことだものね。

応援します、「産直」。




2009年1月25日日曜日

庭の氷


今朝はこの冬で一番の冷え込みだった。

天気予報でも土日と雪マークだったが、西の方では大雪になった。
昨日のニュースでは15cmも積雪があったらしい。

私の住むところではさいわいに、ちらほらと雪が舞っただけ。

でも、今朝は特に寒かった。

ワンコの散歩に出ようとして庭を見たら鉢に厚い氷が張っていた。

寒いのは苦手だけれど、なんか風情があって良いよね。

今日は良い天気なので、午後から妻と外出してみようかな。

2009年1月21日水曜日

オバマ米新大統領の就任演説

本日、とうとうオバマが44人目のアメリカ合衆国大統領に就任した。

一応、アメリカでは人種的には黒人と分類されるオバマが大統領になったことはアメリカにとって画期的なことには違いない。

確かに喜ばしい「change」だろう。それもとびっきりの。

しかし、手放しで喜べる話ではない。

就任演説を読んでの私の感想を一言で言うなら・・、「痛々しい」ということだ。

晴れて大統領になってなんと多難な船出であることか。

今までの政権、特にブッシュ政権が犯した罪、政策の誤りによって引き起こされたアメリカ社会と経済の歪みは計り知れないほどに大きく、深い。しかも、全世界を飲み込むほどに日々悪化してきている状況だ。

今日の就任式の華やかさの裏には明らかに醒めた冷ややかなアメリカがある。

その明らかな証拠は、アメリカの市場の反応だ。
米国株は就任式当日の下げ幅としては過去最大の下げ幅を記録した。
そう、大統領が代わったからと言ってすぐに何かがよくなると考える人は少ない。

それほどまでにアメリカのみならず、世界の市場が悲観的になっているということだ。

金融資本主義によるマネーゲームに溺れて製造業などの実体経済を軽視してきたアメリカ。
ここにきてビッグスリーが果たして立ち直れるのか?
韓国やアジアの台頭が著しいIT分野でいえば世界をリードしてきたシリコンバレーはどうなんだ?
アメリカでの雇用を守る道筋は容易ではない。
これから世界と競って勝ち抜ける分野が実際どれだけあるのだろう。


いつもどこかで戦争をしてきたアメリカ。
ナチスを始めとするファシズムと戦った時のように正義のために、自己の生存のために必要だったこともあるだろう。
しかしそれと同列にベトナムで共産主義と戦ったとオバマは言うが、あの戦争は民族自決という観点からすればいらぬお節介でしかなかった。アメリカ自体が危機にさらされたわけでもないのに、共産主義が広がると焚きつけてたくさんのベトナム人を殺し、多くのアメリカの青年の命を奪った戦争だった。

今もイラクで、アフガニスタンで戦争をしているアメリカ。
兵士だけでなく罪のないたくさんの人々を殺し、殺人マシンに仕立てられたアメリカ兵士が殺され続けている。
イラクではすでに9・11で亡くなった人よりはるかに多くののアメリカ兵士が死んだ。
アメリカによる不法な侵略の結果、イラク国内は混乱を極めイスラム教徒による世界へのテロの危険は却って増大した。
イラクからの撤退を決めるのは遅すぎたくらいだが、アフガニスタンだって同じだ。いまさら増派をしてどうする。よく考えて欲しい。

アメリカは世界中で戦争をやめるべきだ。独善的な正義は振り回さないで欲しい。
力の政策でなく、平和的な貢献方法ならいくらでもあるだろう。環境問題にしたって、戦争は最大の環境破壊・汚染だ。やめるだけで大きな貢献をすることになる。
戦争しか知らないブッシュ。善と悪にしか世界をわけられないブッシュ。最後まで自分の悪に気がつかないブッシュ。ブーイングに送られて彼は故郷に帰っていった。

新しい大統領のオバマには世界に平和のメッセージを送って欲しい。
その中でこそ、アメリカと世界の社会の安定と経済の発展があるだろう。

その先に今までの独善的で野蛮なアメリカでなく、世界から尊敬される自信に満ちたアメリカの姿があると思う。
オバマに、これからのアメリカに本当の意味での「change」を期待する。

2009年1月18日日曜日

ぜいたく


先週と二週続けて土日と休み。ほんとの週休二日。

こんな過ごし方は思い出す限り初めて。

昨日は妻と映画を観て、夕食はイタリアレストランで食事。

今日はほとんど一日家でいて、昼は自家製のお好み焼き。夕食は久しぶりのおでん。

妻と二人で成長した子供たちのことや互いの仕事のこと、はたまた過ぎし日のことを語り合う時間。

ささやかだが満足な想いでゆっくり、ゆっくりと時間が過ぎて・・。

いまの私にはこれを「ぜいたく」というのがふさわしい。

2009年1月10日土曜日

リハビリ中


今週の1月5日の月曜日、一ヶ月ぶりに仕事復帰を果たしたよ。

仕事始め前日の4日は夜寝るのがいやで困ったよ。
朝が来て欲しくないと切実に思ったね。学校嫌いの子供みたいだ。

はじめの2,3日は朝起きて仕事に行くまでがひどく億劫でね。仕事がまたタイトで、途中で休めなくて連日職場の皆さんのいたわりもいただきながら月曜から金曜日まで何とか無事に切り抜けた。そのうえに無理を言って、夜の会議は2回パスさせてもらった。それでも、とにかく疲れた。

じつは土曜日の今日は休みをとって妻と二人でアイスショーを観に行く予定だったんだよ。
妻の誕生日のお祝いを兼ねてね。(チケットは11月に買ってあった。)

でも、残念ながらそれほどの元気も意欲もなくて京都にいる下の息子にエスコートを頼んで私はワンコと留守番をしたよ。
朝早く、妻を駅前まで送っていったのとワンコの散歩以外は外出もせず、ひたすらのんびりと一日を過ごした。

結果的には正解だったよ。

この病気をして初めてわかった。

仕事復帰のためには心身ともに「リハビリ」がいる。

光る道


朝のワンコとの散歩。

私の家は山際にあるので日が当たり出すのが遅い。

今朝は休みなので比較的遅くに散歩に出たら、山の端から太陽が差し込んでくるところだった。

夜に降った雨のせいで家の前の路面が濡れていて、太陽の光を反射して眩しいくらいに光っていた。

寒い朝だが、光に向かって歩き出すとなんともすがすがしい。

遅めの散歩もわるくない・・。