2008年2月28日木曜日

日本はタミフルに頼りすぎ

タミフル効かず 耐性ウイルス
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=419145&media_id=2

もともと、インフルエンザにタミフルは必要ないですよ。欧米ではほとんど使わないですから。日本だけですよ、こんなに使っているのは。しかも、政府が率先して備蓄していたりしましたね。(その主導をした人が製薬会社から研究費をもらっていたりしましたよね。覚えていますか。このあたり怪しいのですよ。)
実際、インフルエンザにかかってタミフルの恩恵にあずかれるのはハイリスクの方(お年寄りと呼吸器疾患を持っている方や小児など)くらい。
私の勤めている病院では基本的にはタミフルを処方しません。異常行動などの出現のリスクを説明してもなおかつ欲しいと言う人だけに処方しています。
初期のウイルスの増殖を抑える漢方薬もあるので、そちらを処方することもあります。
基本的にはいわゆる風邪なので普通の人は普通に風邪のお薬飲んで安静にしてれば治ります。インフルエンザワクチン接種はそれなりに有効です。
医師は患者さんにどうしてもタミフルが欲しいと言われれば拒否できないので、そのあたりをご理解ください。


>米で予防接種拡大の勧告 インフルエンザ、18歳まで

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年2月28日】
 【ワシントン27日共同】米疾病対策センター(CDC)の予防接種諮問委員会は27日、生後6カ月から18歳までのすべての子どもにインフルエンザの予防接種を毎年受けさせるべきだとする勧告を可決した。AP通信などが伝えた。

 現行では6カ月から5歳未満の子どもと50歳以上が対象だが、5歳以上の子どもも毎年数十人が死亡しているとして、18歳まで拡大するのが妥当だとした。実施されれば全米で約3000万人が新たに対象となり、インフルエンザ予防接種の拡大幅としては最大級だという。

 諮問委は、2009-10年のシーズンまでに実行されるべきだとした。CDCは勧告を受け入れるかどうか今後検討するが、これまではほとんどの場合、受け入れている。

 CDCによると、全米で毎年人口の5-20%がインフルエンザにかかり、約3万6000人が死亡。そのほとんどが高齢者だが、今冬は22人の子どもが既に死亡したという。

困ったね。中国公安省の中国製ギョーザ中毒事件見解。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080228-00000055-mai-soci

<中国製ギョーザ>「根拠あるのか」警察庁困惑 中国発表に
2月28日13時29分配信 毎日新聞

回収された中国製冷凍ギョーザ
 「正式な連絡は受けていないが、中国側の主張に科学的根拠はあるのか」。中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国公安省が28日、「中国国内で殺虫剤の混入した可能性は極めて少ない」との見解を示したことで「日本国内での可能性は少ない」と逆の見方をしている日本の警察庁には困惑の声が広がった。

関連】 中国製ギョーザ:「毒物混入の証拠なし」中国公安省発表

 同庁の見方の根拠は(1)冷凍ギョーザの密閉された袋の内側から「メタミドホス」が検出された(2)日本国内のものと成分特徴が異なる(3)中国から被害の出た千葉、兵庫両県まで別ルートで運ばれ、陸揚げ後に接点がない−−など。こうしたことは21、22日の日中警察当局の情報交換会議で中国側に示し、鑑定結果などのデータも提供。「日本の警察が鑑定結果などを見せなかった」とする中国側の見解を明確に否定している。
 25日には警察当局の首脳級会議も開催され、捜査の連携を確認したばかり。今回、事件に対する両国警察の認識の違いが浮き彫りになり、今後の捜査に影響を与える可能性も出てきた。【遠山和彦】



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080228-00000094-jij-soci

>中国側見解「看過できない」=科学的データ提供を−ギョーザ事件で警察庁長官
2月28日16時31分配信 時事通信

 警察庁の吉村博人長官は28日の記者会見で、中国公安省がギョーザ事件で有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が中国で混入された可能性は極めて低いとしたことについて「会見内容には看過できない部分がある」と批判した。
 吉村長官は、中国側が要求した証拠を日本側が提供しないのは遺憾とした点について「捜査に役立つ資料は渡しており、理解できない」と強調。実験の結果、袋の外側からメタミドホスが浸透したとの主張については「(根拠となる)科学的なデータをいただきたい」とした。

 

 日中間で捜査内容の情報交換や捜査協力について合意したばかりなのに、国内向けか政治判断からかは知らないけれど急に違うことを言い出すと困りますよ。いまだに真相が解明されていないのに一方的だと感じます。いかにも中国らしいといえば言い過ぎかな。
 しかも、こういう結論だともう二度と中国産の冷凍製品は安心して口にできないことになってしまいますよ。お互いに困ると思うんだけどね。

2008年2月26日火曜日

大学受験・前期受験お疲れさん

夜、息子君が京都から帰ってきたよ。
 すぐにお風呂に入って、ご飯を食べて話題は受験の感想に・・。まあ、経験値としてはよかったみたい。自分なりに課題と言うのか、足りないところが理解できたようです。見かけはあまり落ち込むことなく今の状況を受け入れているように見えます。
 明日から後期と来年の受験に向けてがんばる事を確認して「眠りに」自室へ行きました。
 明日の朝は普通に、早くから起こすからね!
 ワンコの散歩をお願いね。

2008年2月25日月曜日

はい、息子君がんばれよ

初めての大学入試に親がついていかなかったのは、君だけだよ。もちろん、自分から拒否したんだけどね。
 でも、「京都に着いた」とか「試験が終わった」とかきちんと連絡をくれるのはうれしいね。普段は絶対しないことなのにね。
 明日もあるから、今日はしっかり寝て明日もがんばるんだよ。

 全国の受験生、がんばれ!

2008年2月24日日曜日

明日は国立大学の前期入試だね

一番下の息子が高校3年生で、今年受験生。京都の大学を受けるというので、前泊のため今日の午後に京都へ出発した。長かった髪もさっぱりと刈り込んで、結構幼顔に戻っていたよ。いつも今日くらいにしていたらかわいいのになあ。
 センター試験はさっぱりだったので、かなり厳しい状況だけれどまあ、頑張っておいでよ。
 今年受かってくれるのが一番うれしいけれど、落ちても浪人して頑張ると言っているからかなり本気なんだろう。彼にしてはかなり珍しい事なんだけどな。少しずつでも成長してくれれば、親としてはうれしい限り。
 
 沖縄にいる兄貴の方も試験を落としまくりで本人ともども心配したけれど、何とか進級できそうだしやれやれだよ。そうそう、京都の姉さんは明日から病院実習だったよね。ポカしないようにね。

 全国の受験生、みんながんばれ!

イージス艦衝突:あまりにおばかな日本政府にあきれる

 最新鋭イージス艦の漁船との衝突事故。二転三転する防衛省の事故調査報告。国の最高責任者としての責任感も緊張感さえも感じられない福田首相の発言。
 海の基本原則からは「衝突回避をしなかったイージス艦に責任がある」というのは自明の事。でも、日常的には「そこのけそこのけ軍艦が通る」として「小回りの利く漁船側が衝突回避をする」のが当たり前という感覚がイージス艦側にあったという事実。
 今まではそれで何とか大きな事故は回避されていたけれど、今回は不幸にして衝突してしまった。日常的に原則を無視していたわけだから、確率の問題でいつかは衝突することは自明であったわけですよ。
 で、どちらに責任があるかという問題については議論の余地はなくてイージス艦が悪い。実際、接近する漁船団に対してさしたる注意を払うことなく相手が避けてくれると思っていたという。
 そうして起こってしまったことについては残念だが、その後の防衛省と首相・官邸の対応には完全に失望。
 自分たちの思い上がりで「国民を守る」はずの自衛艦が自己責任を果たさないことが原因で国民を殺してしまった事に対しての反省が微塵も見られない。石破防衛相は矢面に立って不完全ながらも対応しているけれど、福田首相は完全に人ごととの対応。(石破が対応するでしょ:って・・)国政の最高責任者としての危機管理がなっていない。責任感が欠如。自衛艦は本当に「国民を守る」のが任務なのかと疑問に思う。
 そこで、いくつかの新聞の解説を見てみると「イージス艦は日米安保条約のもとで米軍のMD計画(ミサイル防衛システム)の補完をするのが主たる任務」というのがみえてきた。単独では何にもしないのですよ。日本のイージス艦はアメリカのMDシステムの中に完全に取り込まれて、収集したDataはすべてアメリカのイージス艦に伝達されて実際の反撃行動はアメリカのイージス艦から指示されるということです。(しばらく前のNHKの番組で紹介されていましたよ)
 結局、アメリカのミサイル防衛システム(日本を守るのではなくてアメリカを狙って発射された弾道弾を日本海上空で破壊するというだけのシステム!)を効率良く進めるための駒にすぎない自衛隊のイージス艦が日本国民を殺したというのが事の本質です。
 これに対して、ブログなどで、逃げない漁船が悪い、当たり屋だろう、自衛隊を一方的に責めるのはおかしいなどとの意見が散見されます。
 いろいろな意見があって不思議はないのですが、イージス艦の存在意義や自衛隊の存在意義を考えてみたら日本政府は何を大事にすべきかは自明だと思います。
 それをまともに取り合おうとしないのであれば、今の福田内閣:日本政府は国民の方を向いているのではなくてアメリカの方を向いたままとしか思えない。こんな首相や自・公の政府に日本のかじ取りをまかせておけないよ。

2008年2月21日木曜日

今度はフィリピン女性が被害:沖縄

http://www.excite.co.jp/News/society/20080221105900/20080221E40.023.html

 うーん、いったい何のだ。やっぱりとも思うが、これでは「外出禁止」レベルじゃなくて即時「Go Home!」しかないのじゃないですか。

自衛隊イージス艦衝突事故

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080221-OYT1T00005.htm?from=top
 
 
時間が経つにつれて真相が明らかになってきているけれど、これは自衛艦の一方的な怠慢によって引き起こされた事故のようだ。
 最初の政府や防衛省の事故報告は事実と異なり、あたかも不可避の事故のように事実関係が伏せられていた。
 今の時点でわかっていることは、衝突の12分前には漁船を視認していながら適切な回避行動を怠ったことが原因だ。イージス艦としての驕りだろうか、緊張感がなさすぎ。弱者に対しての気遣いのかけらも見えないよ。
 まったくなんてことだろうね。国民を守るための「自衛艦」ですらなく、ただの「くず軍艦」じゃないですか。

2008年2月18日月曜日

京都市長選挙の結果

  http://www.nhk.or.jp/kyoto2/senkyo/
 
 おしかったよねえ。あともう少しだったのに。共産党の単独推薦でこの結果に、これはすなおに善戦したというべきか、それともこんな状況の中でも政治の方向を変えられない閉塞状況と観るのか。
 でも自民・公明はわかるけど、なんで民主やそれこそ社民がのっかるのかなあ。それこそ社民なんて最低。福島さんなんて二枚舌もいいところだよ。(これは言い過ぎか、きっと党首でもどうにもならない党内事情があったんだよね。ここは政党とはいっても、もともとそういう体質だもんね。)
 若い人も頑張ったけど、ここはあえて出馬しないで二極対決にして欲しかったよ。そうすればこんな結果にならなかったようにおもうけどな。結果的には勝って欲しくない人に利する結果になってますよ。大同団結とはいかなかったのかなあ。
 穿ってみれば、そういうふうにするための仕掛けだったのかもしれないけどね。危ないと思えば、票を散らすために出てくる人(だれかが仕組んだとしか思えないんだけど)がいる選挙ってわりと見かけるようにおもうけど。
 
 京都のみなさん、お疲れさんでした。これに懲りずに国政選挙も頑張りましょうね。
 

2008年2月15日金曜日

母べえがベルリン映画祭で大評判

ついこの間、観に行った吉永小百合主演の「母べえ」が14日ドイツのベルリン映画祭で上映されて1600人の観衆がこの映画を観て、上映後の拍手が鳴り止まなかったんだって!

詳しくは

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20080215-321539.html

で見てください。

この題材でこんなに国境を越えて人々の心に訴える力を持った作品だったんだね。吉永小百合さんやその他の俳優さん(子役の二人、未来)山田洋次監督、みんな素晴らしいよ。

世界中で配給される可能性が出てきているらしいから、もっともっと多くの人に見てほしい。そして平和の大切さをみんなにもっと強く噛みしめてもらいたい。

よかったよ。

2008年2月11日月曜日

ダーウインの悪夢

「ダーウインの悪夢」というDVDを観ました。ベルギーのスタッフによるドキュメンタリー映画。1950年代、アフリカのヴィクトリア湖にナイルパーチというブラックバスに似たもっとももっと大きく育つ肉食魚が故意に放流された。それまでの在来種のほとんどの魚を駆逐しながらナイルパーチは繁殖を続けた。
 
ナイルパーチの肉は3枚に下ろせばきれいな白身でヨーロッパ人の好みの味。EUからIMFなどの資金援助を受けた魚肉加工工場がヴィクトリア湖畔に林立。経営者はもちろんヨーロッパ人。アフリカの漁民はひたすらナイルパーチを漁獲して安い値段で加工工場に売る。加工工場では白身の部分だけをEU向けに加工。ヨーロッパでは毎日200万人が食べている。加工することによって値段は上がり、現地の人にはとても買えない高価な商品となる。これは、輸出専用の魚。
 加工して残った頭と背骨についた肉は現地の貧しい人の食糧になる。工場からトラックで大量に捨てられる、すでにウジの湧いた残骸を処理して油で揚げて現地人向けに売る。現地の人々はこの残骸しか口にすることはできない。そうして、湖は水質汚染、富栄養化という緩慢な死に向かってつきすすむ。
 
 もう一つ、この話の裏にはヨーロッパからアフリカへの武器輸出の温床となっていることだ。ルワンダの空港には魚の輸出のための飛行機が絶え間なくやって来る。空荷でやって来るのではなく、アフリカ諸国に売る武器や弾薬を積んでやってくる。それは、秘密裏に荷卸しされてアフリカの絶えることのない紛争を支え続ける。ヨーロッパの武器商人はここでも金を巻き上げていく。そうしてアフリカには暴力と貧困だけが増殖する。
 
ヴィクトリア湖畔に住む人々は貧しい。そこへエイズの蔓延。男達は次々とエイズに倒れていく。残った女はしかたなく売春婦となり、さらにエイズを広げ自らもその犠牲となる。残された子供たちに未来はない。発展途上国を舞台にして肥え太るヨーロッパの資本の残虐さを見た。
 
でも、日本も同じようなことをアジアの各地でしている。結果として日本の農業をつぶし、少しでも人件費の安いアジアで農作物を作って日本に輸入する。それも日本向けの現地の人が食べられないような高い農作物をね。それを安い事を良いこととして日本人が食べている。中国産の野菜がなくしては日本の台所は成り立たないほどまでに依存度を高めている。そんなことに気がつかなかったのだよ。「農薬混入のギョウザ」事件が起こるまではね。
 
ただ安ければいいと思って儲かればいいと思って、官民が一緒になってこの事態を引き起こしたんだよ。

 目覚めようよ。日本の食料の自給率を高めること。少し高いかもしれないけど国産の農作物を優先して食べること。それが私たちの安全・安心とともに日本の農家を助ける。ひいてはアジアの農業を助ける。世界の農業を助ける。今の時代、すべてが グローバル。全てのことが世界と連鎖している。
 
資本主義の行き過ぎた暴走を許してはいけないよ。