2008年4月30日水曜日

かえるの歌が聞こえてくるよ

私の家は一応、名目は都市部にあるんだけれど周囲は山と田んぼに囲まれてます。

今宵は、急に何故だか「♫カエルの歌が聞こえてくるよ・・」の世界です。

開け放たれた窓からうるさいほどのカエル達の歌声が響いてきます。

実はさっき、ワンコと二人で散歩をしてたときに初めて気付いたのだけれど、今家の中でパソコンに向かっているとしんみり染み入るように聞こえてきます。

カエルの歌が・・。

またしても、社会保険庁の無駄遣い

つくづく嫌になりますね。

どこまでお性根が腐っているのかなあ。

年金、税金・・。皆有無を言わさず取り立てて、自分たちで勝手に使う。お手盛りのし放題。

公務員の皆が悪いとは決して言わないが、こんな輩は厳重処分にして二度とこんなことがないようにしていただきたい。


>社保庁、ヤミ専従に給与約9億円…全額返還と管理職処分へ

 社会保険庁は30日の「年金業務・組織再生会議」の会合で、無許可で労働組合活動に専従する違法な「ヤミ専従」の職員に対して、本来は支払う必要がない公務員給与が約9億円支払われていたことを明らかにした。


 過去10年間にヤミ専従などを行った職員を調べたもので、新たに京都社会保険事務局管内でも1人の職員のヤミ専従が確認された。この結果、すでに判明していた東京社会保険事務局の17人、大阪社会保険事務局の12人と合わせ、ヤミ専従が確認された職員は計30人となった。

 社保庁は、ヤミ専従に対する給与の全額の返還を求めるほか、ヤミ専従を黙認してきた管理職らも懲戒処分などにする方針だ。

(2008年4月30日20時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080430-OYT1T00591.htm?from=main2

2008年4月29日火曜日

ハイキング




さる旅行会社が主催するハイキングに行ってきた。

朝8時過ぎに高速バスに乗り、1時間あまりで新神戸駅に到着。

ここから、徒歩で市ケ原までのぼってバーベキューを食べて帰ってくるというお手軽レジャー。

お天気も良くて、特段熱くも寒くもなく良いハイキング日和でした。

布引きの滝もきれいで、こんな都会でこんな自然が近くにあるなんてちょっとびっくり。

往復12時間だったけど、良い一日を過ごせました。

2008年4月27日日曜日

こいのぼり




早いものだね。四月も末で、やがて五月だよ。

桜が終わったら、つつじが満開でにぎやかなこと。 

毎日の散歩が楽しみだよ。 ふっと空をみあげたら、こいのぼり!

なつかしいねえ・・。

ここでも無駄遣い・年金や健康保険料で建設した保養施設

ここまできたら、あんぐり。開いた口がふさがりません。

ある程度は知っていたけど、本来の使途以外にこんなに多額のお金を使っていたなんてね。

厚生年金会館は近くにもあってね、わりとよく利用していたんだけどね。

>01年時点の価格と比べると、約1300億円のマイナスだった。

これだけの損失を出したらいけないね。もらえるはずの年金がどんどん減らされる仕組みの一つはこういうことだったのかな。

年金の天引きはどんどん増えるのに支給額は減らされて、支給年齢も引き上げられていいとこなしの制度です。おまけに「消えた年金問題」なども明らかになっているしね。

年金や保険料を納めてる人の意見も聞いたりして使い道を決めてくれないものかな。


>98施設を460億円で売却 保険料で建設の保養施設

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月25日】
 年金や健康保険の保険料で建設した保養施設などを整理、売却する独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」は24日、2007年度に98施設を460億円で売却したと発表した。国から譲渡を受けた時点の価格を41億円上回った。

 05年10月の機構発足からの累計では、164施設を809億円で売却。譲渡時点の価格比では143億円のプラスとなったが、01年時点の価格と比べると、約1300億円のマイナスだった。

 機構は各地の厚生年金会館など300余りの施設を国から譲渡され、10年9月までに民間企業などに売却する。事業を継続させるのが基本方針で、これまでに約7割の施設が売却後も事業を続けている。

 前年度の売却額から経費などを差し引いた分を国庫に納める仕組みで、07年度は230億円を納付。08年度は90施設を売却する計画だ。コンサートホールなどがあり、地元から存続要望が強い大阪市と北九州市の厚生年金会館については、機構が今年9月の営業停止予定を撤回し、両市が存続策を検討している。

2008年4月26日土曜日

税金の無駄遣い:<国交省>道路財源から家賃1億3千万円

これってさすがにおかしいのではないかなあ。

税金に対する感覚が麻痺しているとしか考えられない。

私たちの税金はどんなふうに使っても良いとお役人達は考えているのだろうとしか思えない。

普通、家賃ていうのは自分で払うものだよね。私も住宅手当としていくらかのお金は支給されているけれど自分の給料から家賃は出しますよ。大手だと宿舎とか自前で持っていて格安で入居なんてのもあるみたいだけど。民間だと当然何でもありと思う。

家賃を11300円しか負担しないで、86800円の家に住めるなんてうらやましいけど税金で払うとなるとね・・!

お手盛りはいいかげんに止めて、もっと常識的に考えて税金を使ってくださいな。

毎月しっかりと天引きされ、ガソリン税を払い消費税を負担しているのに、こんなふうだと何だか悲しくなってしまうよ。



<国交省>道路財源から家賃1億3千万円
4月25日22時34分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000155-mai-pol

 国土交通省の道路担当職員用宿舎のうち、民間から借り上げた145戸を職員に安い家賃で提供するため、道路特定財源を原資とする道路整備特別会計(道路特会)から、07年度に約1億3000万円が支出されていたことが25日、分かった。民主党の村井宗明衆院議員に同省が提出した資料から判明した。

 資料によると、借り上げているのは北海道や富山、鹿児島など全国20道県以上にある民間マンションやアパートなどの計145戸。道路特会から借り上げ費として1億5115万円が支出されたが、実際に入居した職員が支払ったのは計1972万円。差額の1億3143万円が実質的な「家賃補助」に当たり、1戸平均で、本来の月額家賃約8万6800円に対し、約7万5500円が支給されていた計算になる。同様の支出は08年度予算にも計上されているという。

 国交省福利厚生課は「(入居している)職員は、給与を特会から受け取る『特会職員』で、借り上げ費も仕事上必要と考えて拠出した」と説明している。【小山由宇】

2008年4月24日木曜日

やっぱりおかしいよ、後期高齢者医療制度・その3

隠していても段々と本音が出てくるんだよね。

ついこの間、国会審議で後期高齢者医療制度は高齢者を切り捨てるのではなくて「高齢者の特性にあった適切な医療を提供する」のが目的だと共産党の小池議員の質問に舛添サンが答弁していたけど、馬脚を現したって事だね。


自民や公明の国会議員サンにもご自身を含めご家族にも後期高齢者の方はたくさんいらっしゃるだろうに、その方達は在宅で最後を看取られるのですかね。こんな制度を作った以上、「過剰な医療処置」は受けないで自らお手本を示してほしいものだと思うよ。

「自公民の75歳以上の国会議員とその家族は、終末期は入院しないで在宅で最後を看取る」ので国民の皆さんもご理解くださいって説明すればどうかしら?

それくらいの決意で制度を作るべきと思うよ。(実のところは議員さん達は自分たちはお金があってつらい目には遭わないと思うからこんな制度を作れたんだよね。)

もちろん、私個人としてはこの制度そのものに反対なんだけどな。


「終末期医療費の抑制」重要 厚労省担当者、解説書に 後期高齢者医療制度

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月24日】
後期高齢者医療制度:「終末期医療費の抑制」重要 厚労省担当者、解説書に

 後期高齢者(長寿)医療制度を担当する厚生労働省の職員が、自ら執筆した解説書の中で、死期の近づいたお年寄りの医療費が非常に高額として終末期医療を「抑制する仕組み」が重要と記していたことが分かった。23日の衆院厚生労働委員会で長妻昭議員(民主)が指摘した。制度導入の本音の一端が浮かんだ形だ。

 解説書を書いたのは高齢者医療企画室長補佐。今年2月刊行の「高齢者の医療の確保に関する法律の解説」(法研)で、75歳以上への医療費が「3日で500万円もかかるケースがある」としたうえで、「後期高齢者が亡くなりそうになり、家族が1時間でも1分でも生かしてほしいといろいろ治療がされる」「家族の感情から発生した医療費をあまねく若人が負担しなければならないと、若人の負担の意欲が薄らぐ可能性がある」などと記述、医療費抑制を訴えている。【野倉恵

2008年4月23日水曜日

やっぱりおかしいよ、後期高齢者医療制度・その2

こんなニュースも入ってきましたよ。

国会で自分たちの決めた制度について納得のいくような説明を国民にできない政治家ってなんなのだろう。

きっと、小泉サンも「国民が納得のいく」ようには説明できないのではないでしょうか。

「改革には痛みを伴う」だとか、「自民党をぶっこわす」とか威勢が良いばかりで中身のない抽象的な言い回しでその場、その場を切り抜けてきただけですよ。そのツケが他の人に回ってきたわけだね。

>
口火を切ったのは、加藤紘一元幹事長で、「福田康夫首相や伊吹文明幹事長は制度導入当時の首相や幹事長でない」と現執行部をかばい、両氏の応援を求めた。高市早苗前少子化担当相も「同じ思いだ」と続けた。

これって恥ずかしくない?
同じ時期に自民党にいて、福田サンは官房長官じゃなかったのかなあ。政治の世界では例えば過去の過ちについては明らかになった時点で時の政権をになったものが責任をとるんですよ。

昨年だったと思うけど、オーストラリアでは1970年まで続いたアボリジニと白人との間に生まれた子どもを隔離した政策に対して、今の政権が過去の過ちを認めて謝罪しましたよ。

その時に最高権力者じゃなかったから知らない?説明責任がない?納得のいく説明ができない?
大人じゃないなあ。

自民党ってこんな人たちが集まった政党だったんだ・・。

あまり多くを(普通の常識的なことなんだけど)期待してもダメなんだね。



<後期高齢者医療制度>補選苦戦で「小泉さんが説明して」 [ 04月22日 23時52分 ]


http://www.excite.co.jp/News/politics/20080422235200/20080423M10.136.html

 「制度を導入した小泉(純一郎元首相)さんらが自ら説明すべきだ」

 自民党総務会で22日、後期高齢者(長寿)医療制度への反発で衆院山口2区補選の候補が苦戦していることについて、制度導入を決めた小泉氏と竹中平蔵元経済財政担当相が応援に入り「説明責任」を果たすことを求める声が相次いだ。

 口火を切ったのは、加藤紘一元幹事長で、「福田康夫首相や伊吹文明幹事長は制度導入当時の首相や幹事長でない」と現執行部をかばい、両氏の応援を求めた。高市早苗前少子化担当相も「同じ思いだ」と続けた。

 小泉氏の国民的人気は衰えず、地元県連も応援を要請中。伊吹幹事長は総務会で「相談してみる」と引き取ったが、小泉氏本人は今回の山口2区補選の応援には消極的な姿勢を崩しておらず、実現は難しそうだ。【堀井恵里子】

2008年4月22日火曜日

やっぱりおかしいよ、後期高齢者医療制度・その1

後期高齢者の年金から保険料を天引きするだけでなく、現役世代の健保組合から拠出負担金を約5000億円も増加させるなんて一体どういうつもりですかね!

後期高齢者の医療費削減のための姨捨山制度かと思いきや、後期高齢者だけでなく現役世代からも負担金を徴収するなんてどこからも知らされてないよ。

結局、国民に新たな負担を押し付けるだけの制度じゃないですか。それも、国民のほとんどに周知することなく2年前に勝手に国会で法案を通過させてしまった。あの小泉サンがね。

今、小泉人気が復活なんてマスコミで言っているけれど小泉サンなんて最悪だよ。言いたい放題、無責任政治のやりっぱなし。これっぽっちも責任感も反省もありはしない。彼にはもう二度と政権にはついて欲しくない。

もっと政治について考えようよ。自分たちのこととしてね。

このままだと何もかもが悪いほうへ行ってしまうよ。



>過去最大6322億円の赤字に 健保、高齢者医療費拠出で 141組合が保険料上げ

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月22日】
 健康保険組合連合会(健保連)は21日、大企業の会社員や、その扶養家族ら計約3000万人が加入する健康保険組合について、全国1502組合の2008年度予算を集計すると、赤字総額が07年度比で3924億円増え、過去最大の6322億円に膨らむとの推計を発表した。既に141組合が、保険料率を引き上げた。

 本年度から変わった高齢者医療制度を支えるため、65歳以上の医療費について、健保組合が拠出する負担金が約5000億円増加した影響が大きい。特に65-74歳の前期高齢者向けの負担金は約4000億円増。これまで健保組合OBに限ってきた支援対象が、国民健康保険の加入者らにも広がったためだ。

 75歳以上の後期高齢者への負担金との合計では、高齢者医療向けの拠出は2兆8000億円強に上り、健保組合の保険料収入6兆円強に対し46・5%を占める。赤字組合の割合は7割から9割に広がる見通し。

 健保連は「赤字分の穴埋めには平均0・8%の保険料率アップが必要」と試算。「現在の平均保険料率は7・4%で、引き上げると8・2%。政府管掌健康保険(政管健保)の保険料率と同じだ」として、中小企業の会社員らが加入する政管健保に対し、財政支援する余裕はないとした。

 政府は、政管健保への国庫負担削減分のうち約750億円について、健保組合に負担を肩代わりさせる特例法案を今国会に提出している。

 推計は、全健保組合に予算の報告を求め、回答した86%の1285組合のデータから算出。国庫負担肩代わりに伴う支出は織り込んでおらず、特例法案が成立すれば赤字はさらに膨らむ。

▽高齢者医療費拠出金

 高齢者医療費拠出金 現役世代が主に加入する健康保険組合、政府管掌健康保険などは、65歳以上の医療費を賄うため負担金を拠出している。75歳以上の後期高齢者については、自己負担を除く給付費の4割を負担。65-74歳の前期高齢者については、国民健康保険や健保組合などの医療保険に加入したまま財政調整する。実際には、前期高齢者が多く加入する国保を、前期高齢者の加入が少ない健保組合などが支援することになる。




名古屋市長、国の対応批判 後期高齢者医療制度

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月22日】
後期高齢者医療制度:名古屋市長、国の対応批判 /愛知

 名古屋市の松原武久市長は21日の定例記者会見で、後期高齢者(長寿)医療制度で保険証未着などの問題が多発していることについて「国の制度設計が遅れたのに、現場できちんと対応しろというのは心外だ」と国の対応を批判した。

 市長は「なぜ75歳で切り離すのかという疑問があり、高齢者には納得しにくいのではないか」と制度自体に疑問を呈したうえで、市としては制度の説明と周知に努めることを表明。負担増軽減のための市独自の減免措置実施については、制度が県一体で運用されていることや、自治体間での不公平が生じることを理由に否定的な考えを示した。

 このほか、市が港区の金城ふ頭で整備を予定している「モノづくり文化交流拠点」に絡み、JR東海が歴代新幹線を展示する博物館の建設計画を明らかにしたことについて「構想実現の弾みになり、大変ありがたい」と期待感を示した。【影山哲也】




後期高齢者医療制度 徳島市医師会が廃止決議 
「医療費抑制だけ目的」
 徳島市医師会(豊崎纒(まとめ)会長)は21日、今年度から始まった75歳以上対象の後期高齢者医療制度について廃止を求める決議を採択した。同日、県医師会に、日本医師会が厚生労働省と同制度の廃止に向けて交渉を始めるよう求める要望書を提出した。

 決議文では、同制度について「高齢者のわずかな年金からも新たな保険料を徴収している」と指摘。同制度で新たに導入された、患者1人につき、かかりつけ医師1人が診察し、一つの医療機関が厚労省から月額6000円の診療報酬を受け取る「後期高齢者診療料」について、「多くの疾病を抱える高齢者に対し、専門医がきめ細かい医療を提供している現状を無視しており、一人のかかりつけ医が一元管理するのは無理。医療費の抑制だけを目的にした不合理な制度」と批判している。

 同制度を採用するかどうかは各医療機関に任されているが、同市医師会は、同診療料を採用せず、従来の出来高で算定するよう会員に呼びかけている。

(2008年4月22日 読売新聞)

帰りを待ってるワンコがいる



ワンコの散歩が日課になって、ほぼ3週間あまり。

お互いの距離が大分わかってきて、それなりに楽しい関係。

今日は終業とともに、一路家路を急いだね。

いつもは渋滞を避けて1〜2時間は仕事を何かとかたずけてから帰るんだけど、今日は特に仕事は滞ってなかったし早めに切り上げました。

何せ、「♫・・待ってるひとがいる〜」だからね。

沈む夕日を眺めながらの散歩もなかなか良いね。

ツツジもそろそろ咲いてきてね、ワンコはミツバチみたいに花の蜜を舐めてたよ。

ま、人生こんなときもあっても良いよね。

2008年4月20日日曜日

お疲れさま・「違憲判断後に初の空自帰還 小牧基地に100人」

ほんとに自衛隊の皆さんは大変な目にあっているよね。お疲れさんです。

数年前までは自衛隊が米軍と一緒になって、海外派兵までするなんて思いもしなかったよね。しかも、段々エスカレートして「非戦闘地域」に限定して派遣(派兵)するといっておきながら、無理やり「戦闘地域」にいかされているんだからね。

今回の違憲判断は空自の活動拠点が「非戦闘地域」でなく、明らかに「戦闘地域」であって米軍と一体となって兵員や物資(弾薬)の補給をしていることで、本来の派遣趣旨から逸脱しているから「憲法違反」と言われたのだと私は理解している。

実際にバグダッドは戦闘が激化しているじゃないですか。警備が厳重で、
安全と言われていた米軍の管理区域内(グリーンゾーン)でも戦闘は起こっているんだよ。
米兵も次々と亡くなったり、負傷が相次いでいる。開戦以来米兵の死者は4000人を超え、民間イラク人の犠牲者も80000人を超えているのが実情だ。これで「戦闘地域でない」などという認識の方がおかしいよ。

今アメリカ国内では次期大統領選挙の最中だけど、民主党候補のオバマ氏やクリントン氏も「イラクからの兵員の撤退」を主張しているくらいですよ。

決して、自衛隊の皆さんが悪いのではないよ。実際に危険な任務につかされた方々を非難する判決でもないですよ。

>部隊は昨年12月17日に日本を出発。4カ月にわたりイラク南部のほかバグダッドや北部アルビルなどで米軍や多国籍軍の人員や物資輸送に当たった。

国際貢献が必要だとして憲法に違反してまで、危険な「戦闘地域」に派兵を決定した政府の判断が問われているんですよ。ここまで自衛隊員を危険な任務につかせる必要がどこにあるのといいたい。

国際貢献をするなら軍隊を出すんじゃなくて、「サマワでの給水活動や道路の修理」みたいに自衛隊という軍隊を出さずともできることはいくらでもあるはずだよ。

実際にはサマワはやはり危険で、自衛隊の駐屯地内に迫撃砲弾が撃ち込まれたりする中でイギリスなどの他国の軍隊に守られながらの任務だったけどね。

日本の国際貢献は平和的にいくらでも行える。中国などの経済発展に伴っておきた大規模な公害・大気汚染などはかつての日本が経験し、克服してきた問題だよね。ノウハウも十分すぎるほど持っているよね。

イラクまで行かなくたって、アジアをみればいくらでも困っている国、人々はいる。(日本国内にもね。)

日本はかつての戦争に学んで、憲法第九条というすばらしい平和条項を持つ国ですよ。

軍事力を使わない国際貢献をこそ、やろうよ。





>違憲判断後に初の空自帰還 小牧基地に100人
2008年4月19日 14時07分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008041990140717.html

 自衛隊のイラク復興支援で、クウェートを拠点に輸送活動を続けてきた航空自衛隊の第14期派遣隊の後期部隊約100人が19日午前、チャーター機で愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に帰還した。名古屋高裁で空自の活動が違憲と判断されてから初の派遣隊帰国となり、市民団体などが撤退を求める中、滑走路を共有する小牧基地(同県小牧市)で家族や隊員らが出迎えた。
 高裁判断について現地で司令を務めた赤峯千代裕一佐(48)は「与えられた任務を達成することが使命であり、(違憲については)感想を含めお答えする立場にない」としながらも「判断で動揺することはない」と述べた。
 「任務の中で危険に感じたことはなかったか」との質問には「われわれ自身が直接的な脅威を感じることはなかった」と話した。
 帰国報告会で増田好平防衛次官は、自ら高裁判断に触れ「イラクでの活動は憲法の範囲内で特措法に基づき適法に行われており、法的に何ら問題があるとは思わない。たいへん遺憾だ」と強調。帰国隊員に向け「内外から高い評価を得ている任務に国の代表としてあたり、無事帰国したことを喜ばしく思う」と労をねぎらった。
 部隊は昨年12月17日に日本を出発。4カ月にわたりイラク南部のほかバグダッドや北部アルビルなどで米軍や多国籍軍の人員や物資輸送に当たった。
 (中日新聞)



>違憲判決後、イラクから初の隊員帰還 nikkansports.com 
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20080419-350119.html
 
 航空自衛隊第14期イラク派遣部隊の約100人が19日、任期を終えて帰国し、小牧基地(愛知県小牧市)に戻った。イラクでの空輸活動を違憲と判断した17日の名古屋高裁判決後初めての帰還で、基地前では派遣に反対する地元の大学生らが横断幕を掲げ、全部隊の撤退を求めた。

 現地でインターネットを通じて判決を知ったという部隊司令の赤峯千代裕一等空佐(48)は「(判決について)答える立場にはない。隊員個々は与えられた任務を果たすだけで、隊員に動揺はないと思う」と話した。

 出迎えに来た男性隊員の父親(65)は「違憲判決には不快感を覚える。危険な任務を終えて無事に帰ってきた息子にご苦労さまと言いたい」と話した。

 [2008年4月19日12時51分]

2008年4月18日金曜日

早起きは三文の得




ほとんど毎朝ワンコの散歩をするようになって、デジカメを持って行くようにしています。

毎日同じところを散歩するのだけれど、いつも違うのよね。風景が・・。

同じはずなんだけれど印象が毎日変わります。

うーん、新鮮!

カサブランカ


今日の午後、何気にある職場を覗いたらふわーっと良いにおい。

部屋に入って、よくよく見ると窓際に大きな百合の花!

おお、こんな百合があったんだね。と思ってしげしげと見ていたらそこの職員さんが
「これはね、カサブランカっていうんですよ」と教えてくれた。

カサブランカ!

映画であったよね。ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンだったけか、モロッコが舞台でさ。かっこよかったよなー。

物は全然違うけど白い色は共通だね。(モロッコの家は白い壁が普通)

いやー、目の保養をさせていただきました。

2008年4月17日木曜日

今からで良いのかい自民党さん?後期高齢者医療制度について勉強会/自民党社会保障制度調査会

後期高齢者医療制度による保険証の発行と、年金などからの天引きが始まって医療の現場や75歳以上のお年寄りよりのいる世帯では大混乱。

年金が月額15000円以上あれば天引きといって支給前に引かれるんだよ。あるお年寄りは20000円の年金の中から8000円も引かれたんだって!これでは生きていけないってさ。

この問題に関して毎日いろんなニュースが飛び交っているし、福田首相はこうした混乱をもたらした政府の責任者として「周知が遅れた結果、混乱を招いた」としておわびしている。

この法案はもともとは今では悪名高きあの小泉内閣の時代、2006年6月に成立した医療制度改革関連法で決定されたものですよ。なんかどさくさにまぎれて成立させて、その後は実施までに結構長い期間があったにもかかわらず十分に国民に周知してこなかったのですよ。

こんなに国民に(とくにお年寄り)痛みをあたえる法律なのだから、その必要性については十分に議論をされて国会で承認されたものと思っていた。

ところが、最近のニュースを見ると「後期高齢者医療制度について勉強会を開催  自民党社会保障制度調査会」などというのがでてるじゃないの。

自民と公明が法案出して自分たちで成立させたんでしょ。それを、今から勉強会だ?

おまけに <後期高齢者医療制度>自民に「見直し」議連 17日発足 なんてのもあるんだよ!

あんまりというかほとんど検討も考えもしなくてイケイケで法案を成立させたものの、実施段階の不手際もあって世論が大きく動いたものだからあわてて対応しているってかんじだね。

自民党議員の皆さんは法律の中身もその結果がどうなるのかも知りもしないでこんな大変な法律を国会で承認してしまったわけだ!

公明党は平和・福祉の党だとか、「100年安心の年金制度」だとか盛んに言いつつも結果は自民と一緒になって、イラク派兵に、消えた年金問題、段々と減っていく年金支給、はたまた医療崩壊とも言われる医療改悪を実現した政党なんだよね。

振り返ってみれば今までも同じようなことを一杯していたけれど、この国の人々はおとなしくて騒いだりしなかったんだよね。
 

後期高齢者医療制度はひとまず廃止!

もっと勉強して、どうしても必要なら「お年寄りに歓迎される制度」として再度法案を出しなさいよ。
本当の「長寿医療制度」をね。





厚生政策情報センター
http://www.wic-net.com/search/search.cgi?mode=search&linktype=index&issue=806&No=9

後期高齢者医療制度について勉強会を開催  自民党社会保障制度調査会
資料公表日 2008-04-15 自由民主党

カテゴリ :医療保険
社会保障制度調査会 医療委員会・高齢者特別委員会合同会議(4/15)《自民党》
 自由民主党が4月15日に開催した社会保障制度調査会の医療委員会と高齢者特別委員会の合同会議で配布された資料。この日は、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)について勉強会が行われた。
 資料には、(1)後期高齢者医療制度の保険料と国保保険料との比較(P8参照)(2)年金からの保険料の支払いについて(P13参照)(3)主な報道内容と事実関係(P20〜P21参照)—などがまとめられている。



<後期高齢者医療制度>自民に「見直し」議連 17日発足
4月16日2時31分配信 毎日新聞

 後期高齢者(長寿)医療制度の混乱拡大を受け、自民党中堅議員らによる議員連盟「後期高齢者医療制度を考える会」(仮称)が17日発足する。6人の呼びかけ人のうち平沢勝栄衆院議員は15日、「(混乱の原因は)説明不足では済まない。議連で制度をしっかりと見直さないといけない」と述べた。

 新制度は、新しい保険証の未着や徴収額を間違えるミスなどが続出し、自治体の窓口に問い合わせが殺到している。議連の設立趣意書は「情報不足もあって国民は政府・与党への不信感を募らせている」と指摘し、「制度設計や国民への周知のあり方などを早急に再検討する必要がある」としている。

 15日の自民党社会保障制度調査会でも、新制度について出席者から「これでは地元に帰れない」などの声が上がっており、議連にどの程度の参加者があるかが注目されている。【近藤大介】



秋田のニュース:社説  さきがけon The Web
社説:天引きスタート 後顧の憂いなき制度か


制度が複雑で、自分の保険料がいくらになるかも分からない—。こんな不安が渦巻く中で今月スタートした後期高齢者医療制度で、保険料を年金から天引きする「特別徴収」が15日、始まった

2008年4月16日水曜日

メタボ脱出



おなかの周りが苦しくなったのと、血圧が高くなり薬を飲まなくてはいけなくなったのをきっかけに、一昨年の暮れからダイエットをぼちぼち始めました。

昨年の9月からは筋トレを毎日加えて、約10kgの減量になりました。今年の1月まではDHCの置き換えを一食だけしていましたが、その後は普通に食事をしています。

その後も体重はリバウンドなく変化なしです。

昨日、CTによる内臓脂肪の測定をしました。
内臓脂肪型肥満の基準は「CT検査を行い内臓脂肪の面積が100㎠を超えるか、内蔵脂肪率が40%を超える」事です。

検査の結果は内臓脂肪の面積は47.5㎠なのですが、皮下脂肪が56,9㎠と極端に少なくて内蔵脂肪率が83,4%と高くなってしまいました。これはかなり珍しいそうです。

担当の先生にお聞きしたところ、内臓脂肪の面積で評価すれば良いので皮下脂肪が一般より少ないのは気にしなくてよいでしょうということでした。

筋トレ+ダイエットで目標を達成したら、普通食に戻して筋トレ+運動でOKですよ!

2008年4月15日火曜日

みずすまし (水澄まし)


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今朝のワンコとの散歩は快晴でした。

近所の田んぼでは早くも田植えが始まっていたよ。

今年は温かいので少し早いのかなあ。このあたりでは一番の田植えだよ。

小さい稲の苗が整然と植えてられていて、眺めもよいね。

田んぼの様子をしばらく見ていたら何か動くものがいましたよ。

よく見るとなんと、みずすまし ! 水澄まし:a whirligig (beetle)とも言う。

よくみたら、たくさんのみずすましが元気に水面を滑っていた。

昔は当たり前みたいに目にしてた生き物だけど、最近は少なくなっているそうな。

農薬のせいなんだろうね。

ここらはそうでもなくて、もう少ししたらおたまじゃくしがみえるかなあ。

2008年4月14日月曜日

とうとう朝の散歩が日課になってしまったよ



下の息子が京都へ行ってしまって、はや二週間。妻とワンコとの三人での生活も落ち着いてきました。

それぞれの位置というか、役割みたいなものも自然と収まるところに収まりつつあります。

で、妻は「ワンコの散歩はいつでも行くよ」だったのですよ。

でも、朝起きてみると妻は食事と弁当作りになるんですよね。そうすると、私は当然ながらワンコと散歩するのが自然の流れですよ。

散歩から帰ってくると、食事ができていて妻と二人でいただいてから仕事に出かけます。これが一番無駄がない。

こうなる予感はあったけど・・。

まあ仲良くやろうよ、ワンコくん!

2008年4月13日日曜日

庭の枇杷に実がついていた






何故かここ3,4年前から庭の枇杷の木が実を付けなくなっていた。

特に肥料をやっているわけでもなく、ただにほったらかしなんだけどね。

この琵琶の木は10年くらい前に庭に食べた枇杷の種を蒔いたら芽が出たので植えておいたら大きくなってね。植えて4,5年したらしばらくは実がなっていたんだよ。それも結構美味しくてね。でも二本も植えたものだから、庭に日が当たらなくなって一本はかなり前に切ってしまった。

残った木も実を付けなくなったら、邪魔なだけで妻が作った畑の日あたりがわるくなっていた。今朝、この際切ってしまおうと電動ノコを手に木に近づいたらなんと実がなっているんだよ!

現金なもので、熟した実を食べたくなって切るのは止めました。そのかわり邪魔な枝を払って畑への日当たりを確保。その上に、脚立を出してきて実の間引きまでしました。たくさん付きすぎると大きくなれないんだよね。

作業を終えて何気に玄関前の植え込みをみたら、赤いチューリップが色鮮やかに咲いていた。よいね、これも。

また楽しみが増えました。


2008年4月12日土曜日

ビラ配布:防衛庁官舎に立ち入り…3人の有罪確定へ

「笠間治雄・最高検次長検事の話 他人の住居の平穏の侵害が、表現の自由の名の下に許されないのは当然で、妥当な判断と考える。」

これってなんですかね。ビラを配布しただけで「他人の住居の平穏の侵害」になる?
ビラが配られただけで平穏の侵害と感じる住民が実際どれだけいるのかなあ。
うちのポストにはいろんなビラが毎日のように入っているけれど、入れた人を法的に罰するほどの「平穏の侵害」とはおもわないよ。
いらないビラは読まないで捨てるだけだし。

で、それがまた「表現の自由」の権利よりも上位に」位置する?

常識を逸した判断で恣意的な判決の典型でしょう。

でも、これからは住民が通報すればきっと検挙されて有罪になるんでしょうね。たかがビラ配り、されどビラ配り。留置場覚悟か・・。

いやな世の中だね。戦前に復帰かい。



ビラ配布:防衛庁官舎に立ち入り…3人の有罪確定へ



 自衛隊イラク派遣反対のビラを配るため東京都立川市の防衛庁(当時)官舎に立ち入ったとして、住居侵入罪に問われた市民団体メンバー3人に対し、最高裁第2小法廷(今井功裁判長)は11日、上告を棄却する判決を言い渡した。全員を罰金刑の逆転有罪とした2審・東京高裁判決(05年12月)が確定する。小法廷は「3人の行為を罪に問うことは、表現の自由を保障した憲法に違反しない」と述べた。

 3人は「立川自衛隊監視テント村」のメンバー。2審は練馬区職員、大洞(おおぼら)俊之(50)と介護助手、高田幸美(さちみ)(34)の両被告に罰金20万円を、会社役員の大西章寛(のぶひろ)被告(34)に罰金10万円を言い渡し、弁護側が「ビラ配り目的の立ち入りを有罪としたのは憲法違反」と上告していた。

 判決は、官舎共用部分を管理する自衛隊当局がビラ配りを禁止する表示をしていたことや被害届を出したことから、「住居侵入罪が成立し住民の被害も軽くない」と述べた。

 そのうえで、表現の自由について「民主主義社会で特に重要な権利だが、他人の権利を害するのは許されない」と指摘。「ビラ配布という表現の自由の行使であっても、管理者の意思に反して官舎に立ち入るのは、住民の私生活の平穏を害する」と結論付けた。

 2審判決によると、3人は04年1月、官舎内に立ち入り、各戸の玄関ドア新聞受けにビラを入れた。大洞、高田両被告は同2月にも立ち入った。1審・東京地裁八王子支部は04年12月、「正当な政治的意見の表明で、罰するほどの違法性はない」と全員を無罪としたが、2審は「表現の自由は尊重されるべきだが、他人の権利を侵害してよいとはならない」と1審判決を破棄していた。【北村和巳】

 ▽笠間治雄・最高検次長検事の話 他人の住居の平穏の侵害が、表現の自由の名の下に許されないのは当然で、妥当な判断と考える。

 ▽被告・弁護側の話 残念で悔しい。権力者が気にいらない意見を言う者に刑事罰を科すことに、最高裁がお墨付きを与えた。さまざまな市民運動に強い影響を与える。

毎日新聞 2008年4月11日 15時49分






反戦ビラ配布処罰は合憲 最高裁が上告棄却 罰金刑が確定へ
2008年4月12日 朝刊(東京新聞) 

東京都立川市の防衛庁(当時)宿舎の新聞受けに、自衛隊のイラク派遣に反対するビラを許可なく入れたとして、市民団体のメンバー三人が住居侵入罪に問われた事件の上告審判決で、最高裁第二小法廷(今井功裁判長)は十一日、「表現の自由は無制限に保障されるわけではなく、他人の権利を害する手段は許されない」と述べ、被告側の上告を棄却した。 
 一審の無罪判決を破棄、三被告を罰金刑の有罪にした東京高裁判決が確定する。裁判官三人一致の意見。
 三人は市民団体「立川自衛隊監視テント村」の大西章寛被告(34)、高田幸美被告(34)、大洞俊之被告(50)。
 政治的主張を記したビラの配布を禁止する行為が、憲法で保障された「表現の自由」の侵害にあたるかどうかが争点となった。
 懲役六月の求刑に対し、一審の東京地裁は「ビラ配りは憲法で保障された政治的表現活動。住民の被害は小さく、刑事罰にするほどの違法性はない」と無罪とした。しかし、東京高裁は「住民の不快感を考えれば被害は軽微ではない」として三人に十万-二十万円の罰金刑を言い渡した。
 最高裁判決はビラの内容とは関係なく、ビラを配るという表現の「手段」の是非について検討。「表現の自由の行使でも、官舎の共有地に管理権者の意思に反して立ち入ることは、管理権を侵害し、私的生活の平穏を害する」と指摘した。
 さらに官舎の敷地がフェンスで囲われ、出入り口などにビラ配りを禁じた掲示があったことを重視。住民から被害届が出されており「被害が軽微とはいえない」と述べた。
 一、二審判決によると、三人は二〇〇四年一月、立川市の防衛庁宿舎内に入って、玄関ドアの新聞受けに「自衛隊のイラク派兵反対」などと書かれたビラを投函(とうかん)。大洞被告と高田被告は二月にも立ち入った。三人は逮捕後、七十五日間にわたって拘置された。
被害内容触れず形式判断
<解説> 立川反戦ビラ配布事件で、最高裁は「住民の私生活の平穏を侵害したのだから、刑罰を科しても違憲ではない」との論理で有罪の結論を出した。
 判決はビラの内容ではなく、配布方法の妥当性のみを検討したことを強調し、刑罰が必要なほどの「住民の被害」については具体的に触れなかった。判決がかろうじて言及したのは、官舎の管理人から被害届が提出された事実だが、公判の過程で、その被害届はあらかじめ警察が準備したことが判明している。
 自衛隊イラク派遣の是非について国論を二分する議論が続いていた時に、三人は逮捕された。検察は起訴後に「自衛隊関係者の住民に精神的脅威を与えた」とビラの内容を問題視した起訴と明言。この点にまったく触れなかった最高裁の判断には疑問が残る。
 自分と異なる意見であっても、存在を許容するのが民主主義社会のはずだ。ビラ配布は市民にとって有用な伝達手段であり、受け取った側は不要なら捨てられる。
 そんな穏やかな行為を「罪」として逮捕された上、七十五日間も拘置される国は民主主義国家だろうか。この事件は、市民運動全体を明らかに萎縮(いしゅく)させた。それだけに最高裁は形式判断に逃げず、表現の自由の重みを正面からとらえるべきだった。 (社会部・出田阿生)
 <立川反戦ビラ配布事件> 東京・立川基地の在日米軍が横田基地に移った後、自衛隊が使用することに反対した市民らが1972年、市民団体「立川自衛隊監視テント村」を結成。反戦や基地反対を訴えた。2004年1月に「自衛隊のイラク派兵反対!」と書いたビラを各戸の新聞受けに入れるため、隊宿舎の通路や階段に立ち入ったとして、警視庁は翌2月、住居侵入容疑でメンバー3人を逮捕。東京地検八王子支部が起訴した。3人は75日間拘置された。人権団体のアムネスティ・インターナショナルは04年、3人を思想信条を理由に拘禁された「良心の囚人」に日本で初認定した。

2008年4月11日金曜日

天気が良ければなおすがすがしい


























毎朝の日課になりつつあるワンコと散歩。

今朝は薄曇りだったけれど、少し肌寒いほどでした。

朝の散歩は時間の都合で15分くらいのショートコース。

でも、周囲の景観はなかなかのものがあります。

雨上がりも良いけれど、天気が良ければなおすがすがしい。

もやしの原料の緑豆は90%が中国産

日本で使われる「もやし」の原料の緑豆は90%が中国産と聞いてびっくり。

私は家でラーメンなどをちょくちょく作っては食べていたんだけれど、「もやし」が好きで袋の半分くらいをいれて食べてました。

外でラーメンを食べても「もやし」って必ずといっていいほど入っているよね。

やっぱりとも思うけど、こんなに中国に依存度が高かったんだね。そんなに高いものでもないだろうに、安全を考えればもっと日本でつくればいいのに。

これからは主流は地産地消だとおもう。安い農産物を輸入して日本の農業を潰して、食の安全をなおざりにしてきたのは大筋でまちがいだよ。

最近の景気や雇用の状況からは安いことに助けられている人たちもいるだろうけど、安全にはそれなりのコストがかかるという事を受け入れる必要があるよね。


日本の食卓からもやしが消える? 原料豆を中国が輸出ストップ
2008/4/ 4 コメント(20)
中国製冷凍ギョーザ中毒事件以降、もやしの「種」になる緑豆の入荷が激減している。2008年3月末には中国からの輸入がゼロになったメーカーも現れた。日本で使われる緑豆は90%が中国産。このままでは、日本の食卓からもやしが消える?

船積み許可、受け付けてもらえない

食卓のもやしはどうなってしまうのか(写真はイメージ)
もやしメーカーの老舗、上原園の早乙女勇社長はJ-CASTニュースの取材に対し、窮状をこう語った。

「3月下旬に到着して以降、中国からの緑豆の入荷が止まった。残留農薬の検査が立て込んでいるのか、輸出規制がかかっているのかはわからない。現地から『暫く輸出は難しいのでは』という連絡が入っている。輸出検査機関に船積み許可をもらおうとしても、受け付けてもらえないというんだ」
上原園は中国から緑豆を仕入れる以外に、吉林省に実験農場を展開。大連には07年秋に1年分の緑豆をストックし08年秋までの分は確保しているが、現在、入荷がストップしているというのだ。

もやしメーカーの団体の全日本豆萌工業組合連合会は、

「緑豆の入荷が滞ってきたのは08年2月中旬頃から。輸出規制があったかどうかは聞いていないが、この状況が続くと困ったことになる」
と打ち明けた。

日本農業新聞も08年4月3日付けの紙面で「庶民の味方、もやしがピンチ」と、この問題を報じている。中国産緑豆の輸入価格がここ数年高騰しているほか、入荷もされないとなれば、メーカーはピンチ。「体力」も消耗し、

「赤字が増えないうちに廃業する方がいい、という声も上がっている」
というメーカーのコメントを掲載している。廃業が増えれば「将来、全国的に供給不足の恐れもある」と推測している。

緑豆の輸入先を変えるしかない?
ただし、緑豆の入荷がストップしても、すぐにもやしが不足する、というわけではないらしい。国内に緑豆の備蓄があるからだ。上原園の早乙女社長は、

「07年末、直感的に雲行きが怪しいと感じ、国内に3か月分の緑豆をストックしました。ストック分を使って入荷を待っている状態です」
と明かす。また、北海道の大手メーカー・オシキリ食品はJ-CASTニュースの取材に対し、

「うちは納入業者と年間契約をしていて、緑豆は確保できている。3月も、この4月も問題ない」
と話した。しかし、

「中国は干ばつがあり、緑豆の価格も高騰した。中国国内の食品消費量も増えているため、こうしたことが今後の緑豆輸入にどう影響するか・・・」
と不安は隠さない。

仮に、今後も中国からの緑豆輸入が滞ってしまうとメーカーはどう対処していけばいいのか。早乙女社長は、中国産以外の緑豆の仕入れを商社から打診されていると打ち明ける。

「もともと日本では緑豆をミャンマー、タイから輸入していました。それが、中国産は質がよく安いため業界が中国産にシフトしたわけです。ところが、緑豆の仕入れ価格がこの5年で倍になり、価格メリットは薄まっています。入荷できない期間が長引くとすれば、輸入国を変えることになるでしょう」

2008年4月9日水曜日

ワンコの散歩も楽しいかも


この春、下の息子が京都の大学に進学してわが家は妻と私とワンコの三人暮らし。

1年半前に息子がワンコを飼いたいと言い出してもらってきたのが今いるワンコ。柴のmixです。私が飼うのは2匹目だよ。
以前飼っていたのはラブラドールで、体重が27Kgもあったから散歩は結構大変で子どもの手には負えなかった。結構長生きして14年の寿命だった。

彼女が亡くなってからしばらくは何も飼う気がしなっかったが、息子が言い出して自分が世話をするからと言うのでもらってきたんだよ。生後一ヶ月でよたよた歩きだったので、外には出せずしばらくは家の中で飼いました。おむつをして歩く姿がなんともかわいいワンコでした。

4ヶ月目頃から外の犬小屋に出したけど、息子はせっせと面倒をみてました。もともと息子は寝坊で朝は機嫌が悪くなかなか起きない子だったけど、ワンコの世話をするようになってからは見違えるように朝に夕に散歩に出かけてました。さすがに受験間際には嫌がっていたけど、生き物の面倒を責任を持ってみるという経験は末っ子の彼の精神的な成長にはとても良かったみたい。

で、彼が京都に行ってしまってから、ほぼ10日経ちました。ワンコの散歩は妻と半々くらいで行っています。

初めは面倒やなあと思っていたけれど、朝の散歩も夕方の散歩も犬の世話というより季節の移り変わりを肌身で感じる事ができてとっても新鮮。私の家は山際にあるので今どきだと桜があちこちで咲いていて、朝霧がかかってたりしてとても風情があります。菜の花の黄色もきれいだし、新芽の緑もちらほらと・・。

毎日の仕事は正直しんどいけれど、ワンコの散歩をしながらこの豊かな自然に触れることで心身ともに癒されているように思います。ありがと、ワンコ。

2008年4月7日月曜日

徳島市長選挙

昨日、4月6日は徳島市長選挙だった。結果は現職の原さんが自民・公明の推薦を得て当選。市政はそのまま継続されることになった。

市民がそれでいいというのならそれでいいのだろうけど、気になったのは投票率。なんと38.78%という低さ。そして選ばれた原さんの得票たるや、対有権者比率で言うと41862/208745=20.05%です。有権者の5人に1人の得票で選ばれた市長・・。

それでも東京新聞の記事では「徳島市長に原氏再選 音楽ホールに市民同意」 という見出しになってしまう。
 
これっておかしくない?あとの二人は音楽ホールは白紙撤回と再検討だったから、市長に選ばれるとこういう解釈が成り立つのも理屈ではある。でも、それでも最大20%の市民が同意しただけだよね。投票に行かなかった人は白紙委任ということにしちゃえば、それも理屈に合うのだけれど。

10年くらい前だけどデンマークに行ったとき、どんな選挙でも投票率は80%を切ることはあり得ない。大体は90%前後だと現地で暮らす日本人から聞いた。同じ時期イタリアでもかなりの高率だったし、実際にイタリアの方の話を聞いたけれどその範囲では、ほとんどの人が主体的に政治にかかわろうとしているみたいだった。イギリスでもそんなふうに感じたよ。

話を戻して、有効投票率が38.78%の選挙ってありかい?

徳島市はかつて吉野川の可動堰反対運動の時、住民投票では最終的に過半数の反対でこれを撤回させた歴史が有ったよね。結構市民意識は高いのだと思っていたのだけれど、10年一昔でしょうか。

個人的に思うには、有効投票率が対有権者比で50%を切ったらその選挙は無効としてやり直すというのはどうでしょうか。

過半数が参加しない選挙なんて意味ないじゃん。ばっさり、無効・やり直し。

過半数に達するまで何度でも行う。その費用はもちろん住民が負担する。ことと次第によっては正当な理由なく選挙に行かない方には何らかのペナルティも検討しても良いかも。

どうせ誰がなっても同じだから・・などと責任を放棄するのは許されない行為だと思っています。だれがなっても同じじゃないのだよ。何にも考えてないからそんなことが言えるのですよ。

要は、自分たちの暮らしを決める選挙には自分たちで責任を持って欲しいということです。地方でも国政でもね。それが社会人としての最低限の務めだと思うのですが・・。

今回、とっても失望しました。



選挙:徳島市長選 再選、原さんニッコリ /徳島 
毎日新聞 2008年4月7日 地方版
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20080407ddlk36010382000c.html

 6日投開票された徳島市長選は、現職の原秀樹氏(52)=無所属、自民・公明推薦=が、新人で生花園芸会社役員の加藤真志氏(60)=同、民主推薦=と、同じく徳島大名誉教授の十枝修氏(66)=同、共産推薦=を破り、再選を決めた。投票率は前回市長選(48・41%)を下回る38・78%。当日有権者数は20万8745人(男9万7193人、女11万1552人)だった。【深尾昭寛、岸川弘明、向畑泰司】

 同市東吉野町の原氏の事務所では、当選の報が入ると詰めかけていた支援者の間から「やった」「よしっ」との歓声と拍手がわき上がった。姿を現した原氏は満面の笑顔を浮かべ、妻幸子さんとともに支持者の万歳三唱に応えて、何度も何度も頭を下げた。

 この後、「皆さんのおかげで2期目に挑戦することができます。行財政健全化もまだ道半ば。一歩一歩着実に徳島の発展に向け、誠実に努力したい」と当選の弁を述べた。

 原氏は、1期4年の任期中に取り組んだ行財政健全化計画などの成果をアピール。争点となった新町西地区再開発事業についても、その必要性を強調し、再開発に「待った」をかけた対立候補の主張をしのいだ。

 ◇残念、申し訳ない--加藤氏
 多くの支持者らが開票結果を待った同市吉野本町の加藤氏事務所。午後9時15分過ぎ、落選の報が伝えられると、ため息や落胆の声が漏れた。加藤氏は「残念な結果になり申し訳ない」と敗戦の弁。「今後も徳島のため、一市民として最大限努力したい」と述べると、支持者からは「ようやった」などと、ねぎらいの拍手が送られた。

 ◇4年後を目指して--十枝氏
 同市大道の十枝氏の事務所では、落選が確定した午後10時すぎ、詰め掛けた支持者らが大きなため息を漏らした。速報を見守っていた十枝氏が立ち、「負けたけれど、楽しい選挙でした」とすがすがしい表情で振り返った。また、「この悔しさを晴らすため4年後を目指して頑張りたい」と新たな決意を述べ、大きな拍手を受けた。

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 ■視点

 ◇市民合意に重きを
 6日に投開票された徳島市長選で、有権者は現職の原氏を再度信任した。行財政健全化で成果を出しつつある現市政に一定の評価を与えたといえるが、同時に課題も浮かぶ。

 今回、主な争点となった新町西地区再開発事業。取材を通じ、市が“オウンゴール”を重ねるようにこの事業を争点に押し上げた感を受けた。市は必要性やこれまでの経緯、具体的効果などで納得できる説明を行えず、ついには意見交換会の委員として招いた有識者すら、説明不足を批判する事態に陥った。

 施策を実施する際、明確なビジョンを示し、根拠付けとなる十分なデータをそろえ、市民に理解してもらうことは、どんな事業に限らず不可欠だ。原氏はマニフェストに中核市構想を掲げたが、これも今なお合意形成されたとは言い難い。2期目にあたり、今回の選挙を省みて、より市民合意に重きを置く市政運営を、強く望みたい。【深尾昭寛】

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 ◇開票結果=選管最終発表
当 41862 原秀樹  52 無現

  26402 加藤真志 60 無新

  11731 十枝修  66 無新

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原秀樹(はら・ひでき) 52 無現(2)

 市長[歴]県議▽全国私立幼稚園PTA連合会四国地区会長▽幼稚園理事長▽衆議員秘書▽中大=[自][公]

2008年4月6日日曜日

Palmが壊れたよ


私は1999年から、自分のスケジュール管理にPalm m515というハンドヘルドとMacに同期するPalm Desktopというソフトを使っている。

主にはMacで入力してハンドヘルドを持ち歩くという使い方をする。急なスケジュールはハンドヘルドに打ち込む。

自分の頭では覚えていられないので、毎朝Palm Desktopを開いてその日のスケジュールを確認する。だからこれがないと身動きが取れず、とっても困る。

なのに、数日前に突然機能を停止した。なんの前触れもなく、全く突然に・・。

とりあえずはMacのPalm Desktopでやり過ごしたが本体を持って歩くわけには行かない。

しかもPalm はすでに日本から撤退して、日本語のサポートもなく新たに購入もできない。

困ったなあと思っていたら、あったんだよ。妻が同じのを買って、ほとんど使わずに持っていたんだね。気前よく私にくれました。(HPなどで同じようなのを買うと結構高いからね)

で、さっそくsync.を使って同期したら見事に復活しましたよ。よかった!

教訓:気に入ったものは何でも二つは買っておけということかなあ。

中国製「Tシャツの有害物質で乳幼児に湿疹」、だけど中国では日本の人工乳が人気

中国製「Tシャツの有害物質で乳幼児に湿疹」
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20080405-567-OYT1T00031.html

去年のあるテレビ番組で放送してたけど、中国では日本製の粉ミルクが人気だそうだ。大陸から香港へ日本製の粉ミルクを買いに来る人たちがたくさんいてね。その人たちの言うことには「日本製品は安全だ」って。中にはおなかが大きい方がいてこれから産まれる子どものために買いに来ましたとさ。一年分くらい買っていたような。中国のお金持ちは国産の粉ミルクは買わないで高価でも日本製品を買うんだよ。

日本人は安いからというだけで中国製品を買うんだよ。ユニクロの生産拠点は中国です。人件費が安いからね。農薬入りのギョウザもJTが安く作れるからと中国に生産拠点を作ったからだよ。農作物の大部分は中国産だったよね。最近はやっと地産地消といわれるようになったみたいだけど。

中国は今、かつての日本のあとを追いかけているんだよ。公害垂れ流し、環境汚染なんのその、経済発展最優先。日本では有明海の水俣病(水銀中毒)、神通川のイタイイタイ病のカドミウム汚染、川崎の大気汚染・・、いくらでもあったよね。

でもね、このままではまずいとトップは考えているんじゃないかな。今後に期待。良き隣国であって欲しいね。でも、黄砂に毒物はゴメンしてね。

2008年4月5日土曜日

花見に行ってきたよ
















わが家の周りは桜の名所がいっぱい。

いつもはスルーするんだけれど、昼間に通ったらとてもきれいだったので夜になってお弁当を作って妻とワンコと三人(?)で花見に行ってきました。

さすがに花見の真っ盛りだけに人が多くて、公園のはじっこのテニスコートの側のベンチに陣取りました。久しぶりだね、花見。子供たちがみんな県外にいるのでお伴はワンコだけだよ。

でも、私たちがお弁当を食べ終わるまでおとなしく待っていてくれました。

まあ、こんな生活もよいかもね。

2008年4月4日金曜日

厚労省:医療事故調、「やむを得ぬ死」除外 届け出範囲を限定--最終試案

 問題がここまで大きくなったのは医師法第21条の解釈をめぐって、平成6年に日本法医学会が「異状死」に対する「異常な解釈」をしたことに始まる。簡単に言えば「はっきりとした病気による死亡以外の死亡は全て異状死とする」ので警察に届けなければいけないとなる。だから、手術などの危険を伴う正当な医療行為であっても術中や術後に大出血を起こして死亡すれば当然のごとく届けなければならなくなった。その結果の一つが大野病院の前置胎盤剥離による出血死事件だよ。

手術で癒着した組織をはがす際に大出血を起こす--などのケースは「やむを得ず発生した合併症」とみなし、届け出の必要はない。

などというが、それなら大野事件のケースは届けなくても良いし「やむを得ず発生した合併症」なんだから逮捕されたり、禁固一年の求刑を受けたりするのはいかがなものか。今からでも遅くはないので介入したらどうですか。それで検察が起訴を取り下げれば信じてあげますよ。
 厚労省の言う第三者機関を作ったところで、遺族が警察に訴えれば今までと同じで警察が直接逮捕しに来るよ。異状死の解釈が警察庁・検察庁と厚生労働省との間でどんなふうに折り合ったのかしれないけれど、ここをはっきりさせてもらわないとどんな制度を作っても結局はおんなじ結果が待っている。
 異状死の解釈を再定義して、故意でない限り、重大な過失がない限り警察は入り込めない事故調査委員会を作ってください。日本だけですよ、こんなことしてるのは。このまま押し通すのなら、そのうち医師なんて職業は日本からなくなってしまうよ。
参考までに臨床の主だった12学会が協同で声明を出していますのでごらんください。
{診療に関連した「異状死」について}



http://mainichi.jp/select/science/news/20080404ddm001010029000c.html
厚生労働省は3日、医療死亡事故の原因を究明する第三者機関として10年度設置を目指している「医療安全調査委員会(仮称)」の最終試案を公表した。調査対象とする事故の範囲は「医療過誤か、合理的説明がつかない死亡」に限定し、死亡の危険を伴う正当な医療行為による事故を除外した。医療機関は調査委への通報が義務化される代わりに、医師法改正により警察への通報義務が不要になる。厚労省は試案について一般からの意見を募り、法案を今国会にも提出する。

 調査委は、国土交通省に置かれた航空・鉄道事故調査委員会の医療版で、医療関係者や法律家らで構成する。刑事・民事裁判に委ねられていた真相解明を専門家が担い、再発防止に役立てる狙いがある。国は訴訟リスクが減ることで、医師不足対策の効果もあると期待している。

 届け出の範囲は、医療関係者らに「過失がない死亡事故まで調査対象になると医療が萎縮(いしゅく)する」との声が強いのを受け、対象を絞った。厚労省の例示では▽内視鏡検査で消化管に穴を開けてしまう▽手術で癒着した組織をはがす際に大出血を起こす--などのケースは「やむを得ず発生した合併症」とみなし、届け出の必要はない。厚労省は年間2000~3000件が調査対象になると推計する。

 医療機関からの届け出や、遺族からの調査依頼があると、調査委は医療や法律家のほか、患者側代表として有識者も入る調査チームを事案ごとに設置。立ち入り検査の権限を与える。【清水健二】

毎日新聞 2008年4月4日 東京朝刊

2008年4月3日木曜日

<国立がんセンター>麻酔医が相次ぎ退職 手術にも支障

医師不足もとうとうここまで来たかって感じ。10数年前に私もがんセンターで研修し、土屋先生にも教えていただいたことがあるだけに余計にショック。確かに当時から待遇は良くなかったけど、みんな勉強したい、力をつけたい、研究したいと燃えていたような気がする。忙しさも半端でなかったが、それでも全国から医師が続々と集まってきたものだったがなあ・・。



 >国立がんセンター中央病院(東京都中央区、土屋了介院長、病床数600)で、10人いた常勤麻酔医のうち5人が昨年末から先月までに相次いで退職し、1日の手術件数が2割減る異常事態になった。より待遇の良い病院への転籍などが退職理由で、「がん制圧のための中核機関」を理念に掲げる日本のがん治療の“総本山”に、全国的な医師不足が波及した形だ。【須田桃子】

4月3日2時35分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080403-00000015-mai-soci

がんセンター中央病院は常勤医師約150人、1日当たりの外来患者約1000人と、国内でも最大級のがん治療専門施設。これまでは、1日当たり約20件の外科手術をしてきたが、術中の麻酔管理を担当する麻酔科医が半減したことで、3月末から1日約15件しかできなくなった。

 手術までの待ち時間も今後、長引くことが予想されるため、特に急ぐ必要のある病状の患者に対しては、都内や患者の自宅周辺の病院の紹介を始めた。院内にも、麻酔医の不足を知らせるお知らせを掲示し、患者に理解を求めている。

 関連学会や各地の病院を通じ、麻酔医確保を図っているが、「すぐには解決のめどがついていない」(土屋院長)のが実情だ。

 土屋院長によると、退職の主な理由は、待遇の良い民間病院や都立・県立病院への転籍だ。同病院の職員は国家公務員で、30代の中堅医師の場合、給与は年間700〜800万円程度。一方、都立や県立病院は1000万円台、民間病院なら1000万円半ばから数千万円になるという。

 日本麻酔科学会が05年にまとめた提言によると、日本では約4000施設で全身麻酔が実施されているが、同学会の会員が常勤でいる病院は約半分にとどまる。手術中の患者の麻酔管理に加え、患者の痛みを除く「ペインクリニック」や「緩和ケア」などに麻酔科医の担当領域が広がっており、全国的な需要も高まっている。

 がんセンター中央病院も、「緩和ケア」研修を09年度から全研修医に義務付けることを決めたばかりだった。

 土屋院長は「中央病院は、医師が勉強する環境は十分整っているが給料は並以下で、施設の努力で確保するには限界がある。医師の絶対数を増やす政策が不可欠だ」と話す。

 乳がん患者団体「ブーゲンビリア」の内田絵子理事長は「国立がんセンターは全国の患者の精神的なよりどころでもあり、医師不足で手術件数が減ることは、全国の患者にとって不安を駆り立てられる話だ。麻酔医不足は、緩和ケアの充実にも悪影響を及ぼす」と懸念する。

 ▽医師不足問題に詳しい本田宏・医療制度研究会副理事長の話 がん患者にとって最後のとりでとも言える国立がんセンターにまで医師不足の波が押し寄せた。大変憂えるべき状況で、医療崩壊が日本に起こりつつあるというサインだ。

2008年4月1日火曜日

ウイーン・フィルの演奏を聴いてきた


3月31日は月曜日だけれどお休み。

何故かというと昨年末から、大阪のザ・シンフォニーホールでのウイーン・フィルハーモニー管弦楽団の特別編成の室内オーケストラの演奏会のチケットを取っていたんだよ。

妻と二人で昼から車で大阪のザ・シンフォニーホールまで行きました。自宅を2時過ぎに出たけど演奏は夜の7時からね。大阪に着いてからゆっくりと夕食を摂って会場に向かいました。1700人くらい入るホールだけど、ほぼ満員だったね。

曲目はモーツァルトの交響曲第35番ニ長調「ハフトナー」K.385と同じく協奏交響曲変ホ長調K.364、それとベートーベンの交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67でした。

初めて本物のウイーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴くことができました。ただしフルメンバーではなくて、トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ・ウイーンといってトヨタとウイーン・フィルハーモニー管弦楽団が特別に編成した室内オーケストラによる演奏でした。

でもね、とってもよかったよ。本物の音楽に触れたって感じ。CDなんかで聴くのと違って生演奏だからね。迫力満点、臨場感たっぷりというか、そのまんま。

2時間たっぷりと楽しませていただきました。感動しましたよ。地元では決して触れることができない中身だったよ。

はるばる運転して行った甲斐があったというものです。でも帰ってきたのは4月1日午前0時30分だった。さすがに疲れたね。

また機会があれば行こうっと。