2009年11月5日木曜日

学校の先生は大変だね:試用期間の退職・過去最多

これってわかるよねえ、退職したくなる気持ち。

私も若い頃はいつ辞めようかって何度も思ったし、管理職になってからはいつも思っているよ。

ただし、最近はいつになったら辞めさせてもらえるのかなあという感じですけどね。

でも、最近の人なら自分が生徒や学生だったころのことを考えれば教育現場の過酷さは想像がつくはずなんだけどなあ。

やはり立場が代わって自分が実際にその立場に立ってみないとほんとの大変さはわからないのかもしれない。
そのうえ同僚や上司・部下との人間関係も結構大変ですしね。

それにしてもやめていく人の3割が精神疾患というのも人相手の仕事の大変さを物語っている様な気がします。

モンスター○○○・・、などという言葉がいろんな「業界」で聞かれますものね。

実際にこういった相手に当たるとその対応は一人ではとてもできませんね。必ず複数で、しかも管理職と緊密に連携をとって組織的に対応しなければうまくいきません。
そうしたときの対応マニュアルがしっかりあることと、結束して立ち向かう職場風土が欲しいし、学習会なんかも大事ですよね。
それともっと先生を増やしてお互いに気配りができるくらいの「ゆとり」が先生自身に必要だと思います。

せっかく政権交代ができたのだから、政府がもっと教育にお金をかけて欲しいです。






教員:試用期間の退職、過去最多の315人 3割は精神疾患--08年度

 1年の「試用期間」のうちに、教壇を去った公立学校の新人教員が08年度は過去最多の315人(前年度比14人増)に上ったことが、文部科学省の調査で分かった。うち約3割の88人は精神疾患を理由に退職していた。文科省は「イメージと現実とのギャップで自信を喪失し、うつ病などになるケースがある」とし、相談相手となるべき先輩教員らの支えや目配りを求めている。

 教員は、一般の地方公務員(半年)より長い1年の「条件付き採用期間」を経て正式採用が決まる。08年度は小中高校、特別支援学校などで2万3920人が採用され、このうち1年後に正式採用に至らなかった315人は1・32%(前年度比0・06ポイント減)を占めた。10年前(98年度)は0・27%の37人で、8・5倍に達している。

 315人のうち依願退職者は304人(前年度比11人増)。病気が理由だったのは93人で前年度より10人減ったが、5年前の10人、10年前の5人と比べると急増ぶりが際立つ。文科省が今回初めて精神疾患の人数を調べたところ、「病気」の95%を占めた。

 このほか、わいせつ行為や飲酒運転を理由に懲戒免職となったのが5人。不採用決定を受けたのは4人。死亡退職は2人だった。

 また、自ら望んで降任した教員も過去最多の179人(同73人増)に上った。主幹教諭からの降任が89人、副校長・教頭からの降任が84人。望んだ理由は、精神疾患を含む「健康上の問題」が95人と半数を超えた。

 教育委員会から「指導力不足」と認定された教員は4年連続で減少し、08年度は306人(同65人減)。指導力不足と認定され、研修後に復帰し、再度認定された教員8人も含まれる。
【加藤隆寛】毎日jp

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