2009年6月2日火曜日

GMが破綻

かねてから話題になっていたGMがとうとう経営破綻した。

これって日本でいえば、「トヨタが経営破綻した」に相当する事態だろうね。

かつてビッグスリーと言われていた時代から徐々に業績は悪化していたわけだが、こんな結果になるとはなあ。

最盛期の1986年には全従業員が63万人もいたそうだけれど、今度の再建計画では2010年までに事務系職員を約3000人削減して63000人体制にするらしい。
実に10分の一!


それでも最終的に会社として残るかどうかはこれからのかじ取りにかかっている。

個人的には大企業の味方をする立場ではないけれど、雇用が守れなければ結局困るのは労働者だものね。

日本の「トヨタ」も赤字で苦しんでいるし、決して対岸の火事ではないだけに今後が気になるところです。


私の勤める病院もコケないようにがんばろうっと。




米GM破綻:「年内に黒字化」早期再建を強調--CEO会見

 【ワシントン斉藤信宏】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)適用申請を受け、オバマ米大統領は1日、GM製の自動車について「政府保証がついていることを思い出してほしい」と、破綻(はたん)後も安心して購入するよう呼びかけた。新GMへの米政府の関与については「最も重要な決定以外は株主としての権利行使を自制し、控えめな株主にとどまる」と説明。「GMを経営する意図はない」と強調した。

 ホワイトハウスでの演説で言及した。一時国有化に対しては「自由経済に反する」との批判も出ているが、オバマ大統領は「今回の危機で、政府は金融システムと自動車大手への介入を強いられた。それ(国有化)以外の選択肢はなかった」と理解を求めた。

 GMのヘンダーソン最高経営責任者(CEO)も同日、ニューヨーク市内で記者会見し「米国民と政府が与えてくれた再建の機会を無駄にしないよう最大限努力する」と表明。米政府が破産法下での再建を60~90日で完了する方針であることを踏まえ、「09年末までに、米新車市場が1000万台でも収支均衡することを目標にする」と年内の黒字化を目指す意向を示した。

 だが、GMが裁判所に提出した資料によると、米政府は優良資産の新GMへの譲渡期限を7月10日に設定。それまでに譲渡手続きが承認されないと、政府支援が打ち切られる恐れがある。一部債権者は依然、破綻処理に反発しており、GMが想定通りに再建できるかは未知数だ

毎日新聞 2009年6月2日 東京夕刊

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