2009年6月25日木曜日

この期に及んで・・

今夜医師会の会合があって、最後に県医師会長が挨拶の中で「来る総選挙では日本医師会は自民党を応援する事になりました。」ですと。

日本医師会は大きくは全国47都道府県に別れていて、先日の日本医師連盟の総会では自民党支持が39でそうでないのが8だったそうだ。自民党を支持しない県連が8もあるのはきっと画期的な出来事だろう。医師連盟というのはもともと自民党の応援団として発足したものらしいからね。

「骨太06方針」などといって毎年2200億円の社会保障費を削り続けて来たからこんなに医療や暮らしがが大変な事になっているのに、それでも「自民党を支持します」てのはどうなのかねえ。
同じ会合なのに県の下部組織の医師会長さんは「21年度は削減しない事になっているようだが、今度自民党が勝てばまた元通りになる可能性がある」と懸念を表明してたけどね。それが正直なところだと思うよ。

そういえばいつだったか、県道の脇の自民党後援会の看板に「何があっても自民党」と書いてあったのには思わず笑ってしまったよ。

理性的に考えればおかしいでしょ。自分で自分の首しめてさ。もう窒息寸前。この期に及んで自民党支持を言うかい。

そこへいくとこの度の茨城県の医師連盟の動きは至極当然と思える。ここまでくれば自民党は野に下る方が国民にとっても自民党自身にとってもいい事だと思うよ。

ただ、政権の受け皿がねえ・・。


茨城県医師連盟、1200人が自民離党届

2009年6月25日21時8分 asahi.com

 次期衆院選で民主党公認候補の推薦を決めている茨城県医師会の政治団体「茨城県医師連盟」は25日、自民党県連の職域支部「自民党茨城県医療会支部」にいる党員3462人に離党を呼びかけたところ、1256人から署名入りの離党届が返信されてきたと発表した。近く県連に提出する。

 同連盟は今月、先に離党した原中勝征委員長ら幹部10人に同調するかどうか確認するため、会員やその家族に離党届と党籍継続届の2種類の書面を郵送した。これまでに1302人からの返信を受け、継続届は46人で、残りはすべて離党届に署名してきたという。

 同連盟は医師から会費として集めた中から、党費(08年は約900万円)を一括で支払っていた。党員継続者には今後、個人で支払うよう要請する。住居が確認できなかった党員を除く、回答がなかった1931人については、党費を払わなければ自動的に党員資格を失うため、事実上の離党になる、としている。同連盟は回答の締め切りを30日に設定している。

 原中委員長は「医師連盟としての一致団結感を示すことができた結果になった」と述べた。一方、自民県連の海野透幹事長は「今回の結果は想定内。自民を支持しているという医師も多く、県医師連のトップが代われば、また党員として戻ってくるだろう」と説明した。

 同連盟は後期高齢者医療制度を導入した政府・与党を批判し、長年続けてきた自民党支持を転換。次期衆院選での民主公認候補の推薦に加え、今秋予定されている県知事選でも、自民推薦の候補者を支援せず、現職の橋本昌知事に立候補を要請している。(岡村夏樹)

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