2008年9月27日土曜日

<小泉元首相>地元・横須賀で引退表明

とうとう小泉さんも限界を悟ったみたいだね。

小泉劇場で観客(国民)をわかして、なぜか強い国民支持を背景に「自民党をぶっ潰す」まではまあ許しましょう。

その後は「構造改革なくては日本の未来はない」と言い続けて規制緩和に民営化、とりわけ必要もない郵政民営化を果たした。そして、すべてを市場原理に委ねたね。

ここが政治の転換点。以後国民の生活は痛みを伴うばかり。国民が痛いといえば「改革は痛みを伴う。まだ道半ばだ」といいつつ構造改革ならぬ構造破壊をやちゃった

いまは、この5年間の悪政のつけが今回ってきているんだよ。

米騒動だってさ、‘04年に規制緩和の一環で食糧管理法を改正して登録制から届け出制にして扱いが20トン以下なら届け出も不要にしてしまった。この頃から伝票だけで米を売買するブローカーが急増したといわれている。闇転売の始まりだよ。事故米が国産米になったりアメリカ産米になったりいくらでも偽装ができるような仕組みになった。ほかにも社会保障の切り下げによる医療崩壊など悪いことはいっぱいあり。
誰が首相になってもこの方の尻拭いは難しい。

森元首相がねこんなことを言っている。

小泉改革は功罪あり=森元首相 exciteニュース
自民党の森喜朗元首相は25日夜、小泉純一郎元首相の引退に関し、「(構造改革には)功罪があり、功の方はもう少し時間をかけないと分からないと指摘するとともに、「むしろ今は、罪の方が出ている党総裁選で麻生太郎首相が党員票を多く取ったことにも表れている」とのコメントを発表した。(了)
(2008/09/25-21:48)

同じ自民党の長老がこんな見方をしてるんだよね。結構醒めてよく見ていると関心した。

それとももう一つ。地元横須賀で引退表明したのはいいとして、自分の後継者として次男を紹介しお願いしたという。いつから国会議員は世襲制になったのかね。阿倍も福田も麻生も世襲議員だよ。同じように「まともな」国会議員としては育たないんじゃないですか・・。

かつてのカリスマは、最後はただの「親ばか」であることをみせてくれました。



<小泉元首相>地元・横須賀で引退表明 2008年9月27日 20時41分
                         毎日JP
 小泉純一郎元首相(66)は27日、地元の神奈川県横須賀市で講演し、「次の総選挙には出馬しない決意を固めた」と述べ、次期衆院選に立候補せず、引退することを正式表明した。

 小泉氏は講演で「総理在任中の5年5カ月で国会議員としての能力を使い切ってしまった」と理由を説明。さらに「衆院議員の任期を全うしてから辞めようと総理を辞めたときから決めていた」と語り、06年9月に首相を退いた直後に引退を決めていたことを明らかにした。今後は「シンクタンクの顧問として政治活動は続けていきたい」とした。
また、後継の次男進次郎氏(27)について「私の27歳の時よりしっかりしている。親バカぶりを容赦いだき、私に賜ったご厚情を進次郎にいただけるとありがたい」と紹介。壇上に上がった進次郎氏は「期待される政治家になれるよう一生懸命努力したい」と決意表明した。

 小泉氏は衆院神奈川11区選出で、当選12回。この日も「客観的に自分が見られるか私は分からないが引き際を考えてきた」と福田康夫前首相の退任会見の言葉を引き合いに出すなど、最後まで「小泉節」は健在。ただ、「次の選挙に向かって今まで以上に活躍できるか自分の胸に手を当ててみたが、もう無理だった」と首相在任中は見せなかった寂しさもにじませた。【笈田直樹、吉田勝、山衛守剛】

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