日本での今年の自殺者数が1−8月で2万2362人。
ほぼ同じ期間での新型インフルエンザによる死者数が10人。
毎日のように新型インフルエンザのニュースが流れ、死者は一人一人が数えられ死亡状況もある程度は伝えられる。
特に幼い子供や若い健康だった人が亡くなるのは心が痛む。
だけど、ちょっと待ってよ。
自殺した人だって好き好んで死んだわけじゃないだろうに。どうしてインフルエンザの死者のように報道してくれないのだろう。
簡単でいいから自殺に至った原因が少しわかるくらいに一人一人数えて報道してくれれば、この国の隠れた病理に少しでも皆が気付いてくれるのではないかな。
そして国民の大多数がこぞってマスクや手洗いをするみたいに、自殺者を出さないようにするにはどうしたらいいのかを皆が考えるようになればいいのにと思ってしまう。
マスコミ報道ってなんだ?
2009年9月28日 18時16分
自殺2万2千人、最悪ペース 8月も昨年上回る
今年1~8月に自殺した人は2万2362人で、昨年同期より971人多かったことが28日、警察庁による月別の暫定集計で分かった。統計が始まった1978年以降で過去最悪だった、2003年の年間3万4427人に迫るペースが続いている。毎月の自殺者数は、1月以降すべての月で前年を上回っており、8月も昨年より66人多い2497人。昨秋以降の景気悪化が背景にあるとみられている。
(共同通信)
新型インフル、死者10人に
京都府は2日、新型インフルエンザに感染していた京都府木津川市の男性(69)が死亡したと発表した。
高知県も、感染の疑いのある県中部の70歳代の男性が1日に死亡したと発表。新型インフルエンザに感染した死亡者は、疑い例も含めて国内で10人となった。
京都府によると、木津川市の男性は慢性の呼吸器疾患と心疾患があったという。死因はウイルスなどが関係する劇症型心筋炎とみられ、府は「インフルエンザが心筋炎を引き起こした可能性がある」としている。
高知県によると、70歳代の男性には慢性閉塞(へいそく)性肺疾患や糖尿病の持病があった。
10人の多く 持病ある人
新型インフルエンザで死亡したと考えられる10人は、ほとんどが、慢性腎不全や呼吸器疾患などの持病があった。海外では重症化や死亡のリスクが高いと指摘されていた層で、国内でも危険な状況にあることが裏付けられた。
ただ、欧米などでは重症者の4割が持病のない健康な成人や子供だ。国内で健康な人の重症化が少ないことについて、菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長は「タミフルやリレンザなどインフルエンザ治療薬による早期治療が効果を上げている」とみる。
新型インフルエンザの世界での死亡率は0・1~0・5%とみられる。1週間の感染者数が10万人以上と推定される日本の場合、毎週100人以上死んでもおかしくない。菅谷さんは「治療薬を積極的に使う現在の診療体制を続けていくべきだ」と主張している。
集団感染1330件、1週間で
厚生労働省は2日、学校や医療施設などで発生した新型インフルエンザの集団感染(2人以上)の件数が8月24~30日の1週間で1330件に上ったと発表した。都道府県別で多いのは東京都167件、北海道93件、大阪府78件など。10人以上の感染は13件で、内訳は学童保育8件、保育所・保育園3件などで、子供の間で感染が広がりやすい傾向がある。1330件は前週の約1・5倍だが、集計基準が変わっており、同省では「実際の増加割合は不明」としている。
8月26日~9月1日の1週間に新型に感染し、入院した患者は87人。うち未成年が64人を占めた。
(2009年9月3日 読売新聞)
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