テレビで何度も観たけどトップのドイツとわずかに0.02秒差で銀メダル。
でもよくやりましたよ。
ほんとにりっぱ。
で、さらに感心したのはこの選手達のうち二人を支えていたのが社員約40人の中小企業なんですよ。
この不景気の中、社長さんが自らの給与を削って支援を続けてきたというからこれは普通ではできないことだよ。
こんな会社もあるんだね。私の勤め先はこの会社の10倍くらいの職員規模だけど、こんな活動ができる余地がないなあ。別の意味で社会貢献はしているつもりだけれどね。
最近話題の何兆円ものお金を儲けてきた自動車会社の社長は安全軽視の不祥事でアメリカまで謝りに行っているけれど、その会社がこんなことしてるとは聞かないなあ。
金のかかった宣伝はいっぱいしているけどね。
資本主義の世界でも会社たるもの利益ばかり追求しないで、社会貢献も大事だと改めて教えてくれました。
<五輪スピード>銀メダル田畑、穂積の所属企業 社長が涙
毎日JP 2010年2月28日 18時45分
日本チームが銀メダルを獲得したバンクーバー冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜き。田畑真紀選手(35)、穂積雅子選手(23)が所属する富山市の「ダイチ」は、社員約40人の中小企業。厳しい経営環境の中、社長の田中洋一郎さん(46)らが自らの給与を削って2人を支援してきた。田中さんは「こんな小さな会社でもメダリストを送り出せた。誇りに思う」と目を潤ませた。
ダイチは公共事業の予定地でボーリング調査などを行う地質調査会社。スケート部は95年に発足。田中さんの父で会長の実さん(75)が、国体の地元開催に向けた選手育成を依頼され「地元に恩返しをしよう」と始めた。
04年、富士急を退社し、スポンサーを探していた田畑選手が入社。実さんが「力のある選手をなぜどこも支援しないんだ」と決断した。翌年、高校の後輩の穂積選手も加わり、五輪に向け活動を本格化させた。
ところがここ数年、景気悪化や公共事業の削減で年商は最盛期の半分以下に。部員2人の経費は年間2000万~3000万円だが負担は重い。それでも田中さん親子は「小さい会社でもやれるんだ」という思いを胸に、自分たちの報酬を削って部費を捻出(ねんしゅつ)した。
2人が出場した28日(日本時間)、実さんは現地で、田中さんは社員や家族ら約70人と会社で応援した。田中さんは銀メダルの結果に「苦しかったけれど、続けてきてよかった。特別ボーナスは出せないけれど、よくやったと言ってやりたい」と目を潤ませて笑った。【小林祥晃】
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