2009年5月9日土曜日

十三回忌

丁度、12年前の5月に大学時代からの友人のN君が癌でこの世を去った。

享年44歳。働き盛りの43歳のときに発病し、さまざまな治療の甲斐なく2年弱の闘病の末だった。

当時は三重県に住まいを移していたので、何度か見舞いにかの地を訪れ励ました。

最後に会ったのは亡くなる数日前だったがこれが最後になるとの予感があったので、帰り際にハグをしてお別れをした。

その後はとんでもなく多忙で、気にはなりながらも訪ねることができなかった。

今月の初めにその事を妻に話したら「今度の休みに行こう」と言ってくれたので、その場で奥さんに電話しておいた。

で、今日は早朝から妻と二人で車で三重県に向かったよ。遠かったけどナビのおかげで迷う事もなく無事到着。

実に12年ぶりに自宅を訪れて最後に会った時と同じ部屋で位牌に手を合わせたらね・・。

「ああ、やっとまた会えたなあ」って実感してね。不思議な感覚だったよ。

その後は奥さんとたまたま帰省していた息子さんとでお互いの苦労話に花が咲き、長かったブランクを埋めるには短すぎる時間を過ごして帰途につきました。

往復14時間の旅は大変だったけど、思い切って行って良かった。我が妻に感謝。

N君、きみのことはいつまでも忘れないよ。




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