2010年6月2日水曜日

「聞く耳を持たなくなった」のは鳩山首相のほうではないの

「国民が聞く耳を持たなくなった」のは私のせいだから「辞める」っておかしくないですか。

鳩山首相が特に基地の移転問題で公約違反の閣議決定をして、日米声明などを出すに至っては国民の意見に対して「聞く耳を持たなくなった」のは首相自身でしょうが。

それを「国民に責任がある」かの様に言うのは物事の道理を理解する能力がないのか。

それとも確信犯的に責任を国民になすりつけてるのか。

いずれにしてもこんなふうに政権を投げ出すなんて政治家としての誠意がちっとも感じられないし、一国の首相としての責任ある態度とは到底思えない。

今回の会見の中で唯一の正しい判断は、理由はともかく「政界から引退する」ってことだ。

うーん、鳩山さんはまったくの期待外れだったね。


次期衆院選に出馬せず=「退陣、国益につながる」-鳩山首相


鳩山由紀夫首相は2日夕、首相官邸で記者団に「次の総選挙には出馬はしない」と述べ、今期限りで政界を引退する意向を表明した。首相は、その理由について「首相たるもの、影響力を(退陣の)その後、行使し過ぎてはいけない」と説明した。
 首相は辞任の理由について「国民が聞く耳を持たなくなったとすれば(政府は)立ち行かなくなる。自分が身を引くことが結果として国益につながると判断した」と述べた。また、「10日から1週間くらい前から、そのことを自問自答していた」とし、衆院解散について「選択肢はなかった」と述べた。
 首相は5月31日の民主党の小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長との会談で「身を引きたい、辞したい」と伝えたとし、翌1日の会談では「私も辞めるが、一番求められているのは政治とカネにおけるクリーンさだ。そのために幹事長にも身を引いていただきたい」と申し出て、了承を得たと語った。同日の会談後、記者団の「続投か」との質問に、笑顔で左手の親指を立てたことについては「自分が(辞意を)心に決めていても、それを表したときに(政局が混乱し)どのようになるかは分かるだろう。自分の心を外には一切出さないように努めた」と主張した。
 在任中にやり残した仕事としては北方領土問題を挙げ、「今年3回、(ロシアの)メドベージェフ大統領と真剣に議論ができると楽しみにしていた」と語った。今後の民主党に対しては、「この政党は変わった、クリーンになったとの印象を与えることが大事だ」と強調。新代表選出や新執行部人事が党の印象を左右するとの見方を示した。
 首相は秘書官を通じて、3日以降は記者団の質問を受け付けない意向を示している。 (2010/06/02-21:41)jijicom 時事ドットコム

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