トラム
トラムの自動発券機
中央駅のチケット売り場
プラットフォームへの入り口
どうぞお好きな列車にみたいな
結構大きな駅と思うけど自動発券機のみ
ヘルシンキでの公共交通機関はバス、トラムという路面電車、メトロ(地下鉄)と中央駅から出るいわゆる列車がある。そのすべてに乗ったのだけれど不思議な共通点が一つある。それは日本では必ずある「改札」がない事。チケットは時間制なので基本は最初にチェックを受けておけば後は時間内はOK。バスとトラムはワンマンなので運転席側から乗車してチケットを見せたり、チケットを持ってなければ直接買える。でも、後ろから乗ればその必要は無い。ICチップ入りのチケットを持ってればそれをかざす装置もあるけどね。
中央駅からの列車は駅のチケット売り場で係員から買う方法と、自動発券機で買う方法とがある。途中の駅は無人駅が多い。
で、不思議なのはどこにも「改札」がないということ。中央駅から列車に乗るにはホームへ行く扉を開けるだけ。その向こうに列車が待っている。正面の入り口以外にも横に直接ホームに入れるドアがある。係員はいない。チケットはポケットにしまったままで自由に乗れる。目的の駅は当然のように無地駅で改札なし。駅員の姿なし。一度だけ車内で車掌さんらしき人を見かけただけ。それもチケットの確認をして回ってるふうでも無い。
だから、基本的には「無賃乗車をする人はいない」という考え方で運用されていると思える。なんともおおらかなというか、逆にみれば高い税金をきちんとおさめているというだけあって、そういう国民性なのでしょう。
ただし、旅の口コミサイトで見てみると「チケットを持ってないと、時に4人くらいで取り囲まれて罰金90€+運賃を請求される」ことがあるそうな。
そういえば、イタリアではバスのチケットは持っていたものの乗車時に刻印をし忘れて痛い目にあったっけ。