前にも書いたけど「年金積立金管理運用独立行政法人」なるものがあって、みんなの虎の子の積み立てた「年金」を「運用」して増やすつもりらしい。でも、そうはうまくいかないのよね。絶対もうかる投資話なんてあるわけない。今もらっている方はいいけど、私はもらえるのはまだ9年も先だよ。しかもいくらもらえるのかもよくわからない。ただでさえ財源が不足とかいって支給年齢が引き上げられ、おまけに支給額が減らされてきた。9年後にほんとにもらえるものやら、わからなくなっているよ。「年金積立金管理運用独立行政法人」って例の厚労省なんかの天下りの人たちが適当に仕事して結構なお金をもらっている「法人」じゃないかと思ってしまう。どんなことになっても責任なんて誰もとらないんだろうね、きっと。こんなことなら払いたくないなあ、厚生年金保険料。年金運用で過去最大5.7兆円損失 10〜12月期
2009年2月27日20時37分 asahi com 公的年金(厚生年金、国民年金)の積立金の市場運用で、昨年10〜12月(08年度第3四半期)に5兆7398億円の損失が生じたと、年金積立金管理運用独立行政法人が27日発表した。損失額は過去最大。四半期としての収益率(運用利回り)はマイナス6.09%と、過去2番目の低さだった。
米国の大手証券会社の破綻(は・たん)に端を発する金融危機の影響で10月末以降、一段と株安が進み、運用資産の約2割を占める株式で、計6兆円を超える運用損が出たのが大きく響いた。
四半期別の運用利回りでは、ITバブルの崩壊や米国同時多発テロの時期と重なる01年7〜9月期のマイナス7.84%に次ぐ。08年7〜9月も4兆円超の損失が出ており、今年度(12月まで)の運用損は8兆6738億円、運用利回りもマイナス9.13%となっている。
厚生労働省は23日に公表した年金財政の長期見通し(財政検証)で、経済は長期的には回復するとして、16年度以降の平均運用利回りを年4.1%と設定。09年度2.2兆円、10年度は2.7兆円の運用収入を見込んでいる。
運用成績が想定を下回り続ければ、将来的に年金額に影響が出る。長期の運用利回りが0.5%下がると年金の最終的な水準は約2ポイント低下し、2040年ごろには政府が約束した「現役世代の5割」を割り込む見通しだ。
昨年12月末時点での運用資産額は90兆4349億円。運用先は、国内債券と外国債券を合わせて約8割で、国内株と外国株で約2割を占める。運用利回りは、国内債券を除いていずれもマイナスで、国内株式がマイナス21.11%、外国株がマイナス34.05%などだった。
03〜07年度の積立金の平均運用利回りは、市場運用分で5.70%と目標の3.2%を2.5ポイント上回った。07年度末時点で10.3兆円の運用益があったが、08年12月には1.7兆円弱に減った。
運用先の構成は5年に1度見直されており、次回は10年4月。今回の「100年に1度」とされる経済危機でも厚生労働省は「年金積立金は長期的な視点で運用することになっており、目の前の運用結果で判断すべきではない」と説明。管理運用独法も、ただちに構成割合を大きく見直すことには否定的だ。
市場運用以外を含めた積立金の総額は、07年度末時点で171.1兆円。(友野賀世