今夜、やっと借りていたDVDを観た。
借りたときは面白そうと思って借りたはずなのだが、帰宅が遅いと観るのが億劫になってね。
一週間以上も置いたままだった。
でも、見始めるとつい引き込まれて一気に観てしまったし、感動で目がうるうるしてきた。
物語はかつて人種隔離政策としての「アパルトヘイト」で有名な南アフリカでの出来事。
30年近く政治犯として投獄されていたネルソン・マンデラが黒人初の大統領になったばかりのとき、白人が富のほとんどを独占していた国で彼が何をなそうとしたのか。
課題が山のようにある中で日々それらを精力的にこなしながら、約一年後の’95年に開催された南アフリカでのラグビーのワールドカップ。そこでの優勝という目標に向かって努力をする中で白人と黒人の「共生」の道を探るという困難な戦いに挑む。
奇跡的にもワールドカップで優勝することで、それまで反目しあっていた両者が「同じ南アフリカの国民」として喜びを分かち合うことができた。このあたりの描写が特に感動的!
対立する国民を一つにまとめあげていくために、長年にわたり過酷に虐げてきた白人をあえて「赦す」選択をし政治的にも勝利する。このあたりの寛容さというかしたたかさというか、マンデラ大統領の政治家として人としての懐の深さを感じさせてくれる。
なかなかに観応えのある、勇気を与えてくれる物語でした。ちなみに監督はクリント・イーストウッドだよ。
ついでだが、日本の首相ももっと見習ってよと思うよ。
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